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Re:BIRTHDAY SONG~恋を唄う死神~another record 感想

シナリオ

クラスメイト達と仲良くなったり、その後の恋愛過程も段階的で、二人が少しずつ引かれ合っていく所がうまく描写されていた。

攻略対象全員が主人公と生前知り合っているというのは無理矢理感あったけれど、それもラストルートで「そういうヤツをわざと連れてきました」とネタばらしされるので許した。

1キャラにつきエンドは2種類あって、転生するエンドと、死神のままのエンド。転生エンドの方は、私は少し納得のいかないところもあった。
私は、「生まれ変わった人間は、生まれ変わる前の人間とは別人」と思っているので、生まれ変わった先で、同じ人と同じように恋愛するのには違和感を感じた。転生エンドでは、ふんわり再開を匂わす程度の描写でもよかったんじゃないかな、と。

いろいろ思うところもあるけれど、生と死、そして恋というテーマを題材に面白くてちょっと涙するとろこもある、良シナリオだった。

vita版には追加シナリオがあるので、今買うならvita版がオススメ。

キャラ萌え

攻略キャラみんな大好きになれた。攻略過程で、この人がどんな人物なのかしっかり書かれているからかも。

その中でも、ヨルがさ~~~! めっちゃ好き!!
クールになりきれないお母さん属性の優等生でしかも生前は幼なじみって最高やな。

以下、2015年に初めてPC版をプレイした時のヨル√感想をサルベージしたので掲載します。めっちゃネタバレで長い。

ヨルルート初見感想

ヨルなんだけど、この人ずるいよ!

物語序盤・共通ルート中で壁ドンかまして「お前は俺のことを忘れてしまったのか(悲しそうな顔)」だなんて、ヨルはずるい。
こんなの1週目のキャラに選ばないわけがないんだよなぁ。

共通パートは、記憶を失った主人公が冥府(と書いてネザーワールドと読む。あの世とこの世の中間地点みたいな所)に放り出され、なんやかんやで死神養成学校に入学するところから始まる。

入学後、多少おつむの弱かった主人公は劣等生となり、劣等生であるがために友達が一人もできず、あれよあれよという間に落ちこぼれクラスにブちこまれる。

この落ちこぼれクラスのメンバー、全員顔はいい男なのですが(乙女ゲームのお約束)、どいつもこいつも一癖ある奴ばかり。
それでも、どうにかしてメンバー達と友達になろうと主人公が色々頑張ったりするがみんな本気で冷たい。
明るく元気がとりえの主人公でもガチで落ち込みます。

からの、少しずつ仲良くなっていく展開がよくできてた!

生歌祭という歌の発表会にクラスで出場しようと放課後みんなで練習することに。
みんなバラバラだったのが少しずつ打ち解けて、一致団結して発表会に出るまでが丁寧に書いてあって、こうしてみんなと友達になれてよかった!!という青春っぷりがたまらなかった。
(練習中も本番も、歌声は流れなかったのがちょっと残念だったけど)

んでルート分岐後。 ヨルに勉強を教えてもらったりしながら、順調に仲良くなっていったところ。
ヨルが生前親しかった女の子と主人公はとてもよく似ている、だから物語序盤で主人公に壁ドンした、というような話に。

ああこれ女の子=生前の主人公のやつやろ?と余裕ぶっこいていけれど、後に、満を持してその女が登場した時には度肝を抜かれました。
あっこれ過去に女がいたタイプの話か…やってくれたなhoneybee(歓喜)
(私は、他に好きな人がいる相手に片思いする展開が大好き)

その彼女と出会って物語が収束するまでの展開が、展開が予想できないわ、主人公に感情移入しまくりで片思い切なすぎるわで、本当に面白かった。

ただ私としては、主人公が過去の記憶を思い出すところとエンディングのオチの付け方になんとなく納得いかない所があって、そこだけちょっとモヤモヤしました。

色々書いたけれど、クールぶってる割に世話焼きで、何だかんだで主人公にホの字だったヨルに、とってもとっても萌えました。

乙女ゲームに暗い過去とか影がある男が多すぎるのも仕方ない。だって格好いいんだもん。

グラフィック

文句なしに最高でした。ありがとう! ありがとう! ヨルの照れ顔最高すぎて泣ける。

BGM

めちゃくちゃ好き。

特に日常曲が好きで、これ延々と聞いていられる(PC版を起動しっぱなしにして音楽流している)
OP・EDのロックは何なんだ? という疑念はあるけれど、それを加味しても満点です。PC版サイトで一部の曲を試聴できるのでぜひ聴いて下さい!!

システム

必要な機能は一通り揃っている印象。
私的には、ボイスカットのオフ機能が欲しかった(次のセリフまで音声をカットしない機能)

ただ、場面転換のモーションをボタンで飛ばせない、SE(足音とか)を飛ばせない、あたりは結構ストレスだったかなあ。

総括

PC版をプレイしていたので内容は大まかに知っていたのだけれど、それでも泣いて笑った。やっぱり大好きな1本でした。

超オススメなので、私と感性あいそうだけれど未プレイって人には是非プレイして貰いたいです! 

公式サイト


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