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装置の性質上、検査中に大きな音が鳴ります。

みなさま、
はとばみなとです。

現在、私、5つの病院に通っているとご報告しました。先週、その、ひとつの病院でMRIの検査を受けました。

MRI
Magnetic Resonance Imaging

日本語では
核磁気共鳴画像法

と言うのだそうです。

ぱっと見の機械の形としては、CTスキャンと似ていると思います。大型の直立したドーナッツ型の筐体で、その、ドーナッツ型の中央の空洞に
撮影したい体の部位を位置付けて撮影します。

CTスキャンはX線で撮影します。これに対してMRIは強力な磁気を使って撮影します。なので、MRIには、放射線の被曝がない、というメリットがあります。

なお、MRIですが、造影剤を体に投入して撮影することもあるそうです。しかし、今回、私が受けたのは、造影剤を使わない、単純MRI検査というものです。まあ、検査を受ける側としては、CTスキャンとあまり変わらないような気もします。

しかし、MRI検査には、CTスキャンにはない、不思議な特徴があります。実は、検査を受ける前に渡される案内書にも書いてあります。

まず、磁気を使って撮影するので、金属類の持ち込みは厳禁です。当然のことながら、スマホのような電子機器も持ち込み禁止です。というか、案内書によると、

『故障して、データが消失します。』

と書かれています。

まあ、強力な磁気を使う、という時点で電子機器は危険という気がしますね。

また、ちょっと意外だったのが湿布薬や化粧品には鉄粉が含まれている場合があるそうなのです。なので、これらも、禁止なのです。

ちなみに、私は、検査前に金属探知機で確認もされました。

あと、案内書には、さらに不思議な特徴が書かれています。

『装置の性質上、検査中に大きな音が鳴ります。』

なのです。

どんな音だと思いますか?

私の予想としては、ドーナツ状の筐体の中をセンサーが高速で回転するように思われるので、その時に発生する機械的な音だと思ったのです。

『ギュインギュインギュイン・・・』

というような。

果たして、どんな音が聞こえるのか。

いよいよ検査室に入ります。もちろん、MRIが鎮座しています。私は、幅の狭いベッドに寝かされました。もちろん、検査用の浴衣に着替えています。そして、何やら、顔というか、肩から上を覆うカバーのようなものをのせられました。透明になっていて、外の様子が見えます。

ですが、

「目は閉じていて下さい。」

とのこと。

うーん、絶対に眠ってしまうぞ、これは。

さて、そうこうしていると、私ののせられているベッドが動き出した模様。きっと、装置の中に入って行っているのでしょう。

そして。

いよいよ検査が始まったようです。

問題の、装置の音なんですが・・・、

ピッピッピッピッ
ペッペッペッペッ
パッパッパッパッ
ベッベッベッベッ
・・・、

という感じの断続的な電子音なのです。

『なぜ、電子音?』

なのです。

一応、Wikipedia で調べてみました。

『傾斜磁場コイルがローレンツ力によって振動するため』

えっ? 良くわからないのですが・・・。そういう、パーツが振動しているような機械的な音ではないと思うのですが。

で、結局。

ピッピッピッピッ
ペッペッペッペッ
パッパッパッパッ
ベッベッベッベッ
・・・、

こんなような音が検査の間ずっと鳴りつづくのでした。

そして、私は。

ZzZzZzZzZz・・・、

眠ってしまったのでした。

「終わりでーす。」

気付いたのは、検査員の人の声が聞こえた時なのでした。

そして。

最後にひとつお伝えしておくと、MRIの検査結果は、何も問題なくて、

『経過観察にしましょう。』

という、担当の先生のお言葉で、私が通院する病院が、ひとまず、ひとつ減ったのでした。

それにしても、謎です。
MRIの出す電子音。

2024/09/07
はとばみなと

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#MRI

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