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AR Review特集:『5G×AR』ニュースをまとめます!(8月〜11月)

”高速化”・”大容量化”・”多数同時接続”・”低遅延・高信頼性” といった特性をもつ5G。
今、その5GとAR(拡張現実)の相性の良さに注目があつまっています。

それを踏まえ、来週末に開催されるARコミュニティイベント『ARISE#2』では日本の大手通信キャリア3社からそれぞれ特別ゲストをお招きし、スペシャルセッション『5GとARの融合が生み出す未来のコミュニケーションの形』として「5G×AR」について語っていただきます。

その準備として、ここ3ヶ月の間に報道された『5G×AR』ニュースについてまとめたいと思います!

『ARISE#2』へ申し込んでいない方も、これからの社会を創る『5G×AR』を知るために読んでもらいたい記事です!

8/14:ファーウェイの“5G×ARクラウド”発表

中国の大手通信機器メーカーHuaweiが自社で開発を進める“5G×ARクラウド”『Cyberverse』を発表しました。

Cyberverseは高精度のマッピング・ロケーションサービスだとされており、今後5Gが導入された際のアプリプラットフォームになると予想されています。

Cyberverseは名前の通り、今話題の『Metaverse(メタバース)構想』の一種だとも考えられ、デジタルの現実、つまりデジタルツインを生成する技術とも言えます。マッピングサービスに留まらず、5Gのリアルタイム性を活かした様々なアプリケーションの基盤になるのかもしれません。

8/24:ソフトバンクが提案するスポーツの新しい楽しみ方

ソフトバンクの支援のもと、さいたまスーパーアリーナで行われていたバスケットボール日本代表国際試合を舞台に5Gを実験が行われ、ARの分野では中国のスタートアップnreal社が開発するNrealLight を使ったデモが展示されました。

今回提案された使い方は主に2つ。『選手の映像にリアルタイムでデータを重ねるもの』『30台のカメラからの映像を合成した多視点の映像』

超高速通信を可能にする5Gの活用でARにリアルタイム性を加え、スポーツの観戦が今とは別の形になるのかもしれません。

8/27:スマートスタジアムへ!スポーツ×5G×AR?

KDDIと横浜DeNAベイスターズ は5GやIoTを活用した「スマートスタジアム」の構築に向けパートナーシップ契約を締結しました。来場者の利便性向上に加え、新しい観戦体験を提案するためにARをはじめとするXR技術の活用が検討されています。

また、KDDIは名古屋グランパスエイトとの新たなサッカー観戦体験の実現に向けたパートナーシップを結んでいます。

KDDIは『5G環境下での自由視点映像のリアルタイム配信の実績』などの実績があり、今後KDDIが提供する5Gのリアルタイム性を活かしたARコンテンツがこれらのスタジアムで提供されると思われます。

9/12:KDDIのエンタメ×5G×ARプロジェクト

9月12日からKDDIの『渋谷エンタメテック推進プロジェクト』が開始しました。

5G時代を見据えて“渋谷の街をエンターテインメントとテクノロジーでアップデートする”をテーマに渋谷の街の進化を加速させていくこのプロジェクトでは、積極的にARコンテンツが展開される予定です。

その第一弾はARとVisual Positioning Service (VPS) 技術を活用し、“現実”と“バーチャル” が融合した「新たな渋谷」を生み出すプロジェクトでそた。実際の空間にデジタルな情報を上乗せする今回の試みは、5G時代のコミュニケーションを感じさせてくれます。

第二弾の『Audio Scape』では、『渋谷の街が、音楽プレーヤーになる。』がテーマとなり、5G時代の音との付き合い方を垣間見ることができます。5Gと共に『音のAR』が実装された未来では、私達が聴く音・音楽は環境や時間で変化するものになっているのかもしれません。

9/18:ドコモの「5Gプレサービス」スタート!

9月20日よりNTTドコモの『5Gプレサービス』が開始します。2020年春に商用サービスにとしても拡大する予定です。

商用サービスで実際に使うネットワーク装置や周波数を先に体験してもらうことで、ビジネス創出を本格的に開始する模様です。

それに伴い、一部のドコモショップにて、将来的に5Gと連携するであろうMRデバイスMagic Leap Oneのデモが展示されます。実際の端末を触ることで、『5G×AR』が広まった未来の”リアルとデジタルを融合したインタラクティブな世界”を一足先に体験することができます。

10/23:5Gと手を組むドイツスタートアップ ”eyecandylab”

ドイツのARスタートアップ”eyecandylab”はシードラウンドの資金調達で150万ドル、日本円1億6000万円程を調達しました。eyecandylabは動画にARを加えるサービスを提供している企業です。

eyecandylabはこの資金を使ってARのSaaSプラットフォームを拡大する模様です。

NBCUniversalやSoftbankと提携を結ぶなかで、5Gのサービスを展開する韓国の通信会社LGユープラスともパートナーシップを結んでいます。LGユープラスは5Gのサービスを開始した際の”perfect differentiator”とeyecandylabを呼んでおり、コンテンツサービスのリッチ化で5G市場において差別化を図ろうとしています。

5Gの通信に適したサービスが生まれてくるなかで、eyecandylabのようなARのSaaSビジネスを行う企業と通信会社とのパートナーシップが注目を集めるのかもしれません。

10/23:世界最大級の『5G×AR』のコンテンツ

アメリカのアメフト・プロリーグ(NFL)のダラス・カウボーイズの本拠地「AT&Tスタジアム」で、世界最大規模の『5G×AR』のコンテンツが展開されました。

イギリスのARスタートアップScape TechnologiesとアメリカのスタートアップNexus Studioが中心となって開発されたこのコンテンツでは、巨大なアメフト選手がスタジアムを走り回ったり、スタジアムを食べたりとダイナミックなARが楽しめます。

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Source:ARPost

また、5Gの普及を進めるアメリカの大手通信会社AT&TAR事業を拡大しようとしているSumsungがこのプロジェクトに参加しています。

このデモは、スタジアムの建物の形状をVPSで正確に読み取り、5Gを通じてARコンテンツを適切な場所に配置することで実現しています。そしてSumsungが開発する5G対応スマホ『Galaxy S10 5G』を使って初めて楽しめるデモとなっています。

11/19:遠隔ビル外壁点検の実証実験

TTK、サン電子、NTTコムウェア、スプラッシュトップ、NTTドコモ東北支が合同で、5Gでのドローン・ARスマートグラスを活用した遠隔ビル外壁点検の実証実験を行いました。

NTTドコモが提供する5G通信を、サン電子開発するARスマートグラス『AceReal One』が受け取り、ドローンを操作する試みです。

5GとARのを活用した遠隔での正確なドローンの操作により、点検業務・点検作業のコストダウンが見込まれています。

気になった方はARISEへ!

5Gへの期待の高まりとともに、ARがその出先として注目を集めるようになりました。特に通信キャリア各社はMagic LeapやNreal等のARデバイス企業と提携し、5G時代に備えています。

来週土曜日の10月30日に開催されるARイベント『ARISE』では、NTTドコモから岩村幹生さん、ソフトバンクから坂口卓也さん、KDDIから水田修さんをお呼びしてスペシャルセッション『5GとARの融合が生み出す未来のコミュニケーションの形』でお話をお聞きします!

興味のある方は↓のイベントサイトを覗いてみてください!


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ARスタートアップMESON所属。『Weekly AR Review』を書いてます。
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