秋の欧州イベはどうなる?
先日、艦これのイベント「侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦」が終わりを迎えた。
近年、夏イベントはいわゆる「欧州遠征」がほとんどであり、今回は珍しく南太平洋方面へ展開するというものであった。
では、欧州遠征はもう無いのか?それについてはコンプティークなどの雑誌や、複数のまとめサイトなどをご覧になっている方ならご存知かもしれないが、秋イベントでの開催が運営側から発表されている。
今回は、夏イベントやこれまでのイベントなどを踏まえて、秋イベがどのようなものになるかを予想してみようと思う。
イベントの規模
梅雨・夏イベは約2ヶ月に及ぶ大規模イベントであった。筆者もボーキサイトの減少に慄きながらも無事最終海域まで突破し、日米の艦娘を手に入れることができた。
では秋イベントはどうなるだろうか。これまでの傾向を見るに、大規模イベントの後に再び大規模イベントが来るということは少なく、ほとんどの場合小〜中規模である(尤も、複数のゲージやギミックなどの関係上一筋縄ではいかないことが多いが)。
このことから、私は次回イベントを小規模イベントであると予想する。
イベントのモチーフ
この予想がなかなか的中しないので悩ましいところだが、今回はじじ氏による新艦娘の実装が予告されているため、イタリア海軍が関与する海戦がモチーフであると予想する。その中でも特に「Scirocco」(本艦については後述する)が参戦した第二次シルテ湾海戦、及びその近辺の海戦がモチーフになるであろうと考える。
第一海域は第一次シルテ湾海戦である。本海戦はイタリア海軍が北アフリカ植民地(現在のリビア)方面への補給作戦である、M41,42作戦に端を発した海戦であり、最終的には勝敗つかずに引き分けという形で終わった。本海戦にはイタリア側にLittorio及びMaestraleが、イギリス側にJervisが参加しており、特効艦となることはほぼ間違いないであろう。
第二海域は第二次シルテ湾海戦である。本海戦はイギリス海軍によるマルタへの物資輸送作戦、MG1作戦に端を発する海戦であり、イギリス海軍はイタリア海軍を追い払うことに成功し無事マルタに到着するも、空襲や触雷で複数隻が沈没するという被害にあっている。本海戦には第一次シルテ湾夜戦に引き続きLittorioとJervisが、またGrecaleも参戦しており、仮に本海域が実装された場合出撃札に気をつけた方が良いかもしれない。
最終海域はペデスタル作戦である。本作戦もまたマルタへの補給作戦であり、同島への航空支援を企図したベローズ作戦も同時に行われたため、最低でも2ゲージはあると考えられる。本作戦は補給作戦は一応成功を収めたもののイギリス海軍は空母1隻、巡洋艦2隻、駆逐艦1隻などを失うというそれなりの被害が出ている。この作戦にはNelsonが参戦しており、ネルソンタッチを有効活用できる海域となるかもしれない。
新艦娘予想
①Scirocco:本艦はMaestrale級駆逐艦の中で唯一実装されていない艦であり、おそらくじじ氏の新艦娘は彼女のことを指すと思われる。第二次シルテ湾海戦から帰投する際に荒天により沈没という悲しい最期を迎えている。恐らく第二海域のドロップ艦になるのでは…と推察する。
②Cleopatra:本艦は世界初の防空巡洋艦、Dido級第二グループの4番艦であり、もちろんかのエジプトの女王「クレオパトラ」に因んで名付けられている。第二次シルテ湾海戦にイギリス側旗艦として参戦しており、第二次大戦の緒戦を戦い抜き、最終的にはスクラップとして解体された。その性能は米海軍のAtlanta級には及ばないものの、防空性能には長けている。問題点としてはその小型さゆえに耐久性に乏しい点であろうか。史実では本艦も半年以上ドックに入渠しており、他のDido級についても複数隻が沈没あるいは大破している。ただ、艦これでは「バケツ」があるためその点については目を瞑れるであろう。その戦歴からも第二海域報酬艦として申し分ないのではないだろうか。
③Eagle:本艦はもともとチリ海軍の戦艦、「Almirante Cochrane(アルミランテ=コクレン)」を購入したイギリス海軍が改装を加えて空母としたものである。その搭載機数は24機で速力は21ノットという低速軽空母であり、「お荷物」となるのでは?と考える方も多いだろうが、戦艦からの改装空母ということもありその防御力は正規空母を超えるとも言われているため、先制雷撃を加えてくる潜水艦などに対しては有効であると思われる(尤も、本艦は独海軍の潜水艦U-73に撃沈されているのだが)。小規模イベントの最終海域報酬艦としてはふさわしいと考える。
総括
夏イベも終わり、ほっと一息つきなくなるような頃合いではあるが、戦いは待ってはくれない。今一度鎮守府の欧州系艦娘のレベルを確認し、育成していこう。
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