ここで辞めても誰も責任なんか取ってくれないbyさくらももこ先生
さくらももこ展レポート第二弾
展覧会の最初に、さくらももこ先生が、どうやって漫画家になったか、その軌跡を知ることが出来るコーナーがあった
学生時代褒められた作文でいい気になった、さくらももこさんは、漫画でエッセイを書くことを思いついた
それで、毎日のように漫画やエッセイを描いては投稿する日々が始まったそうな
そんな彼女を見て、家族は
「そんなうまくいくわけがない」
「諦めろ」
と批判や非難をはじめたそうな
でも、さくらももこ氏は書くことを辞めなかった
「私の人生だもん。ここで(書くの)辞めても誰も責任なんてとってくれない。私の人生なんだ。」
そう言って書き続けた。
そして、後日、編集部から電話があり、デビューが決まったそうな。
電話で、デビューの話を聞いたさくら先生は、ヘナヘナと電話口で力が抜ける様がイラストで描いてあった
これを見て思ったのは、
天才、と呼ばれる人でも、やっぱり「お試し」は来ていたのだ ということ
そして、それでも、自分を信じて曲げない強さがあったこと
自分の人生の責任を自分でとる覚悟を持っていたこと
周りがいくら「やめろ」とか「できるもんか」と言おうが、関係がないんだ、と分かっている
当時、何歳か分からないがものすごいハートが強いな、と感じた
カッコいいな、と感じた
当時、なんのコネもツテもなかった先生が
自分を信じる心と周りから教えてもらった(褒められた作文)才能を素直に信じて突き進む強さ
素直さと強さ、そして人を楽しませることが大好きな先生の性質が重なって
きっと先生は、あんなにも世界中で愛される作品を作ることができたんだろうな、と
眺めながら妄想をしていたのであった
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