怒れ、怒れ、消えゆく光に。
はいさい。
タイトルはまたもディラン・トマスの詩の引用からですが、沖縄記の第三弾です。
今回は夜の話。
(喉が焼けるような)熱い夜を過ごしました。
お酒を飲む時って、どうしても写真を撮らずに人との会話が中心になる。
一期一会ですもんね。
「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、主客ともに互いに誠意を尽くせ」
とは申しますが、その時限りで刹那的じゃああまりにも寂しい。
"初めてお会いしたこの人と、その後もどこかで人生が交差するかもしれない"という可能性を残したいので、僕は常に真剣にお酒を飲みながら、会話をしているのかもしれません。
①Bar Zona Torrida
友人に勧められ、顔を出すことになったバー。
地図を調べていってみると、うお!歌舞伎町か!?というくらい都内でもよくみるような黒服の人が沢山いて、沖縄のキャッチは黒いかりゆしウェアを着ているかもという淡い期待は崩れ去った。
中に入るとハウスミュージックが流れていて、とにかく落ち着く。
自分はこういう場所で育ったから何より快適。
お話しした店員さんやオーナーさんも非常に気さくで、何より気持ちの良いハッピーさ。共通の友人も多く、とても素敵な時間を過ごせました。
沖縄の人のハッピーさって良いよね。底抜けというか。
話をしていると気性、気質は本土生まれの自分と異なるものを感じて、それがまた刺激的かつ魅力的。
こっちでは人を貶めて笑いを取ることって悲しくもよくあることだけど、あまりそれを感じないのはまあ旅行先だからかな?
横に座った女性二人組がパーリー感出していたので思い切ってお話ししてみた。
聞けば宮古島出身とのこと。ここで離島と本島の微妙な顔立ち、イントネーションの違いなど興味深い話が聞けて楽しかった。
お誕生日おめでとうございました。縁があったらまた会うことでしょう。
インターネットで「離島と本島の違い」と検索して、その事実を知ることはできる。けど、そもそも僕がこの会話をせず普通に生きていたらまず「離島と本島の違い」を調べようとも思わなかったと思う。
調べるきっかけ、興味を持つことって大切。知見を増やしてくれる宝石は会話の中に豊富に転がっている。
イエガーで乾杯している時、ふと横浜イエガー娘。の顔が浮かんだのでハブ酒を買って帰ったのだけど、バーでしっかりと会話ができる人というのは実は意外と少ないかもしれない。彼女はそういうタイプで、この日はそんな素晴らしい時間を過ごせたからこそパッと浮かんだんだろうな。
②桜坂g
実は名前は聞いたことがあって、名のあるテクノDJが出演することもある場所らしいので、非常に楽しみにしていた。
そして中の写真がないというオチ。
離島生まれで、都内に出てきている時に知り合った人と飲んでいたのだけど、東京→オーストラリアからの沖縄に戻ってからの色々な話や、音楽についてお話しできたのがとても有意義でした。
かかっている音楽はハードめのテクノやミニマルといった具合で、そろそろVJしなきゃ、出番まだかな?という仕事モードに脳が移行しているのにちょっと自分自身笑ってしまった。
その後はZona Torridaに行き、同じダンスミュージック好きの輪を少しでも広げることができて良かったな。
出会いはいつだって一期一会。その後の関係性を築くのは労力が要るかもしれないけど、やはりこうして遠い地で友人にまた再会できるという素敵な人生に繋がる。お酒の席でもなんでもそうだけど、人間関係の構築は面倒くさがらず、今後も続けていきたい。
とりあえず家族、友人、恋人への愛や感謝は遠回りせずにちゃんと伝えることが大切だと僕は思う。なんか宗教ぽくなってきたけど、まあAlright!!!
こんな感じで私の沖縄記は終焉を迎えます。
オチ。
H
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