見出し画像

敷地内駐車場の有効活用におすすめの方法があります

株式会社ハッチ・ワークの代表取締役社長、増田です。

初めてお会いする管理会社の方に、当社の主軸事業を「月極駐車場オンライン管理支援サービス」とご紹介すると、

「住戸の管理はあるけど月極駐車場単体での管理はほとんどないですね」

とコメントをいただくことがあります。しかし話をしていくと、

「管理物件の敷地内駐車場でなかなか埋まらない区画はあって、わりと困っています」

といったお悩みがあることもしばしば。当社は敷地内駐車場の外部貸しでも多数ご支援していることを伝えると、「詳しく教えて」と興味ありのご様子です。

月極駐車場と聞くと、どうしても「空き地にラインを引いて募集看板を立てているイメージ」を持たれますが、「敷地内駐車場」も立派な月極駐車場です。

今回はこの「敷地内駐車場の外部貸しによる収益化」についてまとめてみます。


敷地内駐車場とは?

敷地内駐車場とは、マンションやアパートの敷地内にある駐車場のことを指しています。クルマを所有している入居者が部屋を借りやすいように用意している場合や、大規模なマンションやオフィスビルであれば「駐車場附置義務」に則って確保している場合があります。

ちなみに「駐車場附置義務」とは、都市の渋滞予防や路上駐車の減少を目的に、一定規模以上の商業施設やマンションなどの建物に対して、駐車場設置を義務付けるものです。駐車場法や建築基準法、各自治体の条例など基づき規制されています。

下記画像はアパートの敷地内駐車場のイメージです。

マンションの場合は以下のような駐車場をよく見かけるのではないでしょうか。

自走式立体駐車場のイメージ
ピット式駐車場のイメージ

オフィスビルの地下駐車場や機械式駐車場なども同様に、敷地内駐車場です。

物件は満室でも駐車場は空いている状態がある

敷地内駐車場は入居者やテナントで埋まっているというケースもありますが、空きがあるという物件は意外にも多いようです。「物件は満室になったのに敷地内駐車場は空いている状態」がわかりやすい例でしょう。

地域によっては公共交通機関の整備が行き届いておらず、「クルマ社会」であるがゆえに、一人1台の車両保有が当たり前といったこともあるでしょう。反対に都市部では移動手段の選択肢が多いため、クルマを保有していない方が多いこともあって、住戸は満室で駐車場だけが空いているというケースも少なくありません。

参考までに、一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表した令和5年の「自家用乗用車(登録車と軽自動車の合計)の世帯当たり普及台数」をご紹介します。よろしければ以下URLからご覧ください。

https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv0000013e5h-att/kenbetsu2023.pdf

一部を抜粋してまとめてみました。

「普及台数が低いトップ5」の結果は、おおよそ皆さまの想像通りかもしれません。余談ですが、都道府県別人口ランキングトップ5に入りながら、世帯当たり普及台数「1.232」、保有台数全国1位なのが愛知県です。世界有数の自動車メーカーのお膝元だからでしょうか。下記の記事も興味深い内容でした。

<引用>NIKKEI Mobility「トヨタ「連合」、東京以外で60%超 都道府県別新車シェア」(2023/9/25)

入居者用と外部貸しが併用できる仕組み

話を戻しますが、「物件は満室になったのに敷地内駐車場は空いているという状態」は、なかなか対策がしにくいもの。

「入居者の方がクルマを購入する時のために残しておいたほうがいいかも」
「入居者の方が入れ替わるときに、駐車場の空きがないと選ばれないかもしれない」

そのような心配から、ひとまずそのままにしていたものの、実際にはしばらく埋まらず、どうしたものかと困っていたというお声もお聞きします。

そんな時、当社のアットパーキングクラウドであれば、入居者の方以外に貸し出したとしても、もし入居者から利用希望があった際は、優先的に対応できる仕組みがあるので安心です。

現在当社がご支援している管理会社さまのなかには、月極駐車場単体というよりも、敷地内駐車場における稼働率向上という課題を解決するため、アットパーキングクラウドをご導入いただくケースも多くあります。

アットパーキングクラウドで手軽に外部貸し

敷地内駐車場は現地の状況だけだと、入居者以外に貸し出しをしているかがわかりにくいという弱点がありますが、当社のアットパーキングや複数の検索サイトで募集をしますので反響アップにご期待いただけます。また、反響があった後の申し込み受付、契約手続き、さらには集金代行、ご契約後の対応まで当社側で行いますので、手間なく満車に近づけることができます。

運用方法の選択肢として、

1.長らく埋まらない空き区画を限定して、外部貸しする
2.入居者優先の特約をつけて契約してもらう

といった対応が可能です。

また、一時的にオーナーさまが利用されるなどで募集停止が必要な際は、
ご提供する管理画面からご自身で操作いただくか、当社のサポートスタッフにお申しつけいただければ、簡単に対応できます。

さらに、現地看板用のQRシールもご用意しますので、利用者さまがスマホで
読み取ると、空き状況や条件が確認でき、便利になると好評です。

ビルの地下駐車場や店舗駐車場の一部区画も、もちろん対応できます。

「空いていて困っている駐車場」の有効活用の選択肢において、最も安定して、確実に収益を上げられるのが月極駐車場です。

敷地内駐車場の一部も、月極で外部貸しをすることで、安定収益を実現できると考えています。

お困りの駐車場がある方は、ぜひお気軽にお声がけください。ではまた。