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なぜ発達障害の子どもは距離感がつかめない?理由を徹底解明!

昨日、発達にかたよりがありそうだな〜という子を見かけました。
息子の通院の待ち時間にみかけた、というか、
息子にその子が近づいてきて、コンタクトをとってきたんです。

私としては、発達障害のある子を学校で専門でみていましたので、
よくある「グイグイくる」やりとりで、その子のママは
「すみません、ほんとすみません!」
と謝るしかないという。。。

私は自分が専門であるということを伝えましたが、ママは
「心強いです!」
と言ってくれました。
でも、結構ぐったりと疲れた表情で毎日たいへなんだろうな、と察しました。

ようこそ!

こんにちは!ブログに遊びに来てくださりありがとうございます。

元教員、発達障害のある子を専門に、通級や特別支援学級、特別支援学校で16年間教えてきた「はっちゃん」です。
ここ数年間は、東京都の市区で講師講演を依頼されることもあり、
のべ1200人以上の先生方や保護者の方に思いを伝えてきています!
2024年1月に流産し、メンタルがドン底に。
残念ながら、そのまま退職しました。

でも、私もきっと、まだまだ役に立てることがある!と、
発達障害の子を育てるパパ・ママや、学校や療育期間でケアに携わっている人に、コーチングの考えを用いた、前向きになる情報を発信しています!
保護者の方、教員の方、支援者の方、質問があったら悩まず気軽にご相談を。90分無料で相談に乗ります。
相談はinstagramのDMからどうぞ!👇

https://www.instagram.com/p/C4zpz5cLCii/

さて、慣れないやりとりに困惑しているうちの子には、
「いいならいい、嫌ならこれは嫌だからやらないでね、
って言えばいいんだよ。とだけ伝え、

手足がでないよう見ていただけです。

これは、まじめに学校でもやっていることです。
SSTの場ではできることも、リアルの場面では汎化できないことがおおいものです。
こういったリアルの場面で、
「相手を傷つけず、自分のOKな範囲を自分が伝える」
ということが、みんなができるようになったら、
マジで私たち「環境」が障害ではなくなるんです。

ところで、発達障害を持つ子どもたちが他者との距離感をつかみにくい理由について、ご存知でしょうか?

距離感の理解は社会的な相互作用において重要な要素。では、なぜ発達障害のある彼らにとって難しいのでしょうか?

今回は、その理由について考えてみましょう。

1. 感覚統合の困難

発達障害をもつ子どもたちの中には、感覚統合の困難を抱えているケースがあります。これは、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の情報を効果的に処理できない状態。そのため、彼らは周囲の刺激に敏感であり、他者との距離感を正しく判断するのが難しくなることがあります。
ちなみに私は片耳難聴ですので、物理的な距離感をはかるのがとても苦手。

2. 社会的コミュニケーションの障壁

自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害のある子どもたちは、社会的コミュニケーションにおいて特定の困難があることが多いです。

他者との距離感を理解するためには、相手の表情や身振りなどの非言語的なサインを読み取る能力が必要ですが、これが難しい場合があります。
うちのASD夫は目配せなど全く通じません!!笑

3. 意図やルールの理解の困難

距離感を含む社会的なルールや慣習は、発達障害のある子どもたちにとって理解が難しい場合があります。彼らはしばしば他者の意図や期待を理解するのが難しく、それによって適切な距離感を保つことができないことがあります。例えば、今回の例だと、知らない子にいきなり肩を組んだらびっくりされる、だからやらない、ということです。

4. 個々の特性や状況の影響

最後に、発達障害を持つ子どもたちの距離感に影響を与える個々の特性や状況があります。彼らの発達段階や性格、環境などが、他人との距離感を理解する上で重要な要素です。赤ちゃんなら、誰彼構わず、絵本を読んでくれる人の膝に座ってしまう、というケースをイメージするとわかりやすいでしょう。

まとめ

発達障害を持つ子どもたちがなぜ距離感がつかめないのかにはさまざまな要因があることがわかったでしょうか。感覚統合の困難や社会的コミュニケーションの障壁、意図やルールの理解の困難、そして個々の特性や状況の影響が挙げられますが、彼らのニーズや個々の特性を理解し、適切な支援を提供していきたいものですね!

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