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「小1プロブレム」対策:子どもの発達障害を疑う親が知っておくべきこと

この記事からわかること

子供が小学校1年生になると、新しい環境や様々な変化に直面し、時には困難にぶつかることがあります。この時期に起こる問題や悩みを指して、「小1プロブレム」と呼ばれることがあります。

また、中には発達障害のある子供を育てる親が、発達障害の可能性について懸念を抱くこともあります。そこで今回は、「小1プロブレム」と発達障害に焦点を当て、対策や支援についてお話ししたいと思います!

ようこそ!

こんにちは!ブログに遊びに来てくださりありがとうございます。
元教員、発達障害のある子を専門に、通級や特別支援学級、特別支援学校で16年間教えてきた「はっちゃん」です。
ここ数年間は、東京都の市区で講師講演を依頼されることもあり、のべ1200人以上の先生方に思いを伝えてきています!
2024年1月に流産し、メンタルがドン底に。
残念ながら、そのまま退職しました。
でも、私もきっと、まだまだ役に立てることがある!と、
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「小1プロブレム」とは?

小1プロブレムとは、小学校1年生に起こりやすい様々な問題や困難を指します。例えば、学校生活への適応や友達関係の構築、学習面での苦労などが挙げられます。これらの問題は、子供が新しい環境に慣れる過程で発生することが一般的ですが、中には発達障害が関わっている場合もあります。

小1プロブレムの代表例

  1. 学校生活への適応困難: 新しい環境に適応するために、学校でのルールや教室での振る舞いに戸惑う。

  2. 友達関係の構築の困難: 新しいクラスや学校での友達作りがうまくいかず、孤立してしまうことがある。

  3. 学習面での困難: 学習内容やテストの理解が難しく、授業についていけない。

  4. コミュニケーションの困難: 自分の気持ちや意見をうまく伝えられず、コミュニケーションの場面で苦労する。

  5. 集中力: 長時間の授業や課題に集中することが難しく、すぐに飽きてしまうこと。

  6. 反復行動: 同じ行動や言動を繰り返す傾向があり、周囲の理解を得るのが難しい。

  7. 感覚過敏や感覚遮断による授業参加困難: 特定の音や光、触覚などに対して過敏であったり、逆に感覚遮断が起こる。

  8. ルーティーンの変化への適応の難しさ: 予期せぬイベントや計画の変更に対して、適応することが難しい。

  9. 自己認識や自己理解不足: 自分自身や自分の感情について理解することが難しく、自己認識が不足していることによるトラブル発生。

  10. 運動面での適応問題: 運動のコーディネーションや体力の不足により、体育や運動会などで困難を感じること。

これらは、小1プロブレムの代表的な例です。子供一人一人の状況や特性によって異なるため、個々のケースに応じたサポートが必要です。

保育園・幼稚園と小学校の違いから小1プロブレムが起こることも

これらは、発達障害のある子どもの戸惑いから発生することがわかりますね。では、どのような違いがあるのでしょうか。

保育園や幼稚園と学校の違いによって戸惑うことの代表的な例を下記に挙げます。

  1. 教育方針の違い: 保育園や幼稚園では、基本的には遊びを通じた学びや自己表現を重視する傾向があります。しかし、学校ではより学習指導や成績評価が重要視されます。この違いにより、子供や親が学校での新しいルールやシステムに戸惑うことが考えられます。

  2. 日々のスケジュールの変化: 保育園や幼稚園では比較的柔軟なスケジュールが組まれており、自由遊びや集団活動が中心です。しかし、学校では決まった時間割に基づいた授業や活動が行われます。この変化により、子供や親が新しい生活リズムに適応するのが難しい場合が考えられます。

  3. 教育目標やカリキュラムの違い: 保育園や幼稚園では基本的な生活習慣や社会性の育成が重視されます。しかし、学校では学力や知識の習得が重要視されます。この違いにより、子供や親が学校での学習内容や目標に戸惑うことが考えられます。

  4. 教育スタイルの違い: 保育園や幼稚園では、主に遊びを通じた体験的な学びが行われます。しかし、学校では教師中心の授業や教科書に基づいた学習が中心となります。この違いにより、子供や親が学校での授業スタイルや教育方法に戸惑うことが考えられます。

  5. 規律やルールの厳格さ: 学校では規律やルールがより厳格に適用される傾向がありますしかし、保育園や幼稚園では比較的緩やかな場合があります。この違いにより、子供や親が学校での規則やルールに戸惑うことが考えられます。

これらは、保育園や幼稚園と学校の違いによって生じる代表的な例です。子供や親が新しい環境に適応するためには、これらの違いを理解し、適切なサポートを考えていきましょう。

では、定型発達の子どもは小1プロブレムにならないのか?


一般的に、定型発達の子供は小1プロブレムになりにくい傾向があります。しかし、全ての場合に当てはまるわけではありません。

定型発達の子供は、一般的に、社会的なスキルや学習能力が発達しており、新しい環境に適応する能力が高いとされています。

そのため、多くの場合は学校生活への適応や友達関係の構築などの問題が比較的少ないと言われています。
しかし、定型発達の子供でも個々の性格や状況によっては、小1プロブレムに直面することがあります。

例えば、特に社交性が低い子供や新しい環境に適応するのが苦手な子供、学習に関する特定の困難を抱える子供などは、小1プロブレムに直面する可能性があるでしょう。

また、家庭環境や子供自身のストレス要因、学校のサポート体制なども小1プロブレムの発生に影響を与える要因となります。そのようなことから、定型発達の子供であっても、適切なサポートや理解を得ることが重要です。家族や学校の支援を受けながら、子供が安心して成長できるようにサポートしていきましょう!

小1プロブレムに発展しないように子どもの発達障害を疑う保護者ができる対策

  1. 早期の兆候に注目する: 発達障害を疑う場合、早期に兆候やサインに気付くことが重要です。例えば、言語の発達が遅れている、社交性が低い、反復行動が多いなどの特徴が見られる場合、専門家の相談を受けるとよいでしょう。

  2. 専門家の診断を受ける: 発達障害の診断は、専門家による評価や診断が必要です。児童精神科医などが適切な診断を行い、その後の支援や対策を考えることが重要です。

  3. 学校との連携を図る: 学校との円滑な連携が、子供の発達障害へのサポートにおいて重要です。学校カウンセラーや特別支援教育の担当者と積極的にコミュニケーションを取り、子供のニーズに合った支援を受けましょう。元・担当からのアドバイスですが、今からやったほうがいい!!!

いつでもinstagramのDMからご相談くださいね。

まとめ

子供が小学校1年生になると、新しい環境に適応する過程でさまざまなトラブルが発生することがあります。特に、お子さんの発達障害を疑うパパ・ママは、早期に兆候に気付き、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

また、学校との連携を図り、子供が適切な支援を受けられるようサポートすることも大切です。発達障害のある子供を育てる道のりは決して容易ではありませんが、適切な支援や理解をすることで、子供が健やかに成長する手助けをできます。


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