去年意識することが増えた、趣向について

去年は、急遽就活をはじめ自分を見直し、同時に就職ということにおとなになるということを意識した一年だったとも思う。更に、自宅に引きこもる中で、自分の趣味を突き詰め、自分の趣向、志向について、意識することが増えた。

最もわかりやすく意識したものは、単純にモノ。それは、実用性が重要視される道具であったり、身にまとう服や鞄などもそうである。これまで、自分が使ってきたものの多くは、兄弟や実家からのお下がりであったり、その流れのまま適当に買ったものである。そこには大して自分の意思も介在せず、値段と最低限の機能であったりばかりを見ていたと思う。しかし、ふと部屋を見ると、あふれるモノ。大して愛着もわかない、何ならあることに対して苛立ちすら感じる。自粛期間も早々に部屋を掃除し、断捨離を実行した。就職をすることを決め、必ず引っ越すこと、収入が見込めることもあり、ちょうど良い機会だったのだろう。多くのものを捨てた。愛着もない、冷静になってなんで買ったのかもわからない。

そして、すっきりしていき、代わりに少しづつ自分に必要なものを買い足していく。けれど、断舎離したばかりだし、まだ収入だってあるわけじゃない。決断も慎重である。けれど、振り返ると色々買った。服、かばん、パソコン、スマホなど。色々買ったと思う。でも、今回ほとんど後悔は無いと思う。

なにがこれまでのものと違ったのか。モノとしてのカテゴリーだったりが違うわけじゃない。だけれども、今はそのテーマというのか、こういったモノというのが自分のなかで言語化できるようになっている。
まずは所有していることがうるさくないか。見た目のこと。カラフルなものなら心浮き立つだろうし、いいのかも知れない。けれど、それは普段持つものに必要なのか、それにカラフルが心を浮き立たせるのか。違うと思った。まずは最低限の配色であること。自分の中では、モノトーンが一番持ちたいと思う色だった。もし、自分が一番好きだと思うものは緑であるが、それでも大きなモノが緑だと嫌気がさす。中から取り出す小物であったり、ふと目にするものが緑である程度が丁度いい。

そして、機能性。ものを買うということは、当然何かしらの機能を求めている。しかし、余剰な機能は動作だったり、判断に煩雑さを生み出す。そして、デザインにおいてもうるさくなる原因である。使う目的、使う場面を考え、求める機能を満たす。最低限がいい。不安が残るなら、せいぜいプラスワンだと思う。

そして、同様のアイテムとの比較。ユニークさ、アイディアがほしい。普段使ってるもの、人気なものだとますますだが、何も考えず、全てを受け入れてしまう。しかし、店頭だけでなく、オンラインも普及し、クラファンなんかもある今、他にないアイディアがプラスワンされたものはたくさんある。この、比較するという行為は振り返れば無駄なのかも知れない。しかし、自分は違うと思う。悩んだからこそ、買ったものの魅力を知り、愛着が湧くのだと思う。更に、自然と、そのメーカー、ブランドも好きになるのである。(当然、比較、検討の行為が長引けば、無駄なものまで探してしまい、無駄な時間となると思う。)

これから、引っ越しを目前として、今度こそは多くのものを買い換える時期になると思う、更に、社会人になり必要なものも変わり、多くのものを買い足さなければいけないだろう。自分なりの指針を持って、好きなものを買って、最大限に活用してあげて、QOLの向上を目指していきたい。目指すは、シンプリスト!


あー、好きなものだけに囲まれて、生きたいなぁ。笑

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