自己紹介中編
自己紹介を、過去を振り返りながらライトに書いてます。
今回は中編ということで
4、やりがいの限界 ー やりがい+働きやすさ=働きがい ー
今でこそ、上場を果たし、社員が100名を越えるピアズだが、当時は創業3年目で社員数も5名しかおらず、まさにベンチャーと呼ぶに相応しい環境だった。毎日朝早くから出勤し、時間という概念を越えて成果にコミットすることで、個人としても会社としても大きく成長を遂げることができた。
そこには職種や事業部という概念はなく、全員が全ての仕事を完全に補い合うことで1×1で10や100の成果を生み出すことを実現させることができていた。結果、クライアントからの信頼を勝ち取り、売上が順調に伸びていく中で社員数が踊り場を迎える。俗に言う50名の壁というやつだ。入社した人の定着率が徐々に悪くなっていったのだ。
そこで気がついたのが、自社には『やりがい=モチベーション要因』は無数にあるものの、『働きやすさ=安心要因(会社の方針、管理方法、労働環境、作業条件(給与・時間・役職)』がとても少ないということだ。中長期的に働き続けるには『やりがい』+『働きやすさ』によって得られる『働きがい』を醸成していく必要があるのだ。
そこから、全社一丸となって環境を整備し『働きがい』の追求に力を入れていった。結果、2016年には経営のノーベル賞と言われる日本経営品質賞を受賞し、それを皮切りに、グッドカンパニー大賞/ホワイト企業アワード/働きがいのある会社、さらに2019年にはKing Abduraziz Quality Awardという賞を受賞し、サウジアラビアで講演する機会までちょうだいし、マザーズ上場を果たすことができた。組織づくりに本気で向き合った結果、多くの試行錯誤を重ねながらも前進し続けることができた。
5、業務領域の多彩さ ー 点から線へ経験は全て繋がる ー
ピアズでは本当に多岐に渡る業務に携わってきた。
法人営業(BtoB)はもちろん、200名を越える学生アルバイトの教育・管理から始まり、広告デザインやイベント企画などの販促プロモーション、社内人事として評価制度設計や教育制度の設計・実行を行い、社外に対しても研修講師として『内定者→新卒→主任→課長→部長→役員』に至るまでのレイヤーごとの研修を実施ししてきた。社内で経営に携わるようになってからは、他社の経営コンサルティングも実施してきた。
振り返って感じることは、全ての経験は一つに繋がり、全てが今のビジネススキルに活きているということだ。そして、その全ての中心にあるのが『無意味な常識に囚われず意味のある非常識を追求し価値ある社会活動を行う』という会社理念に他ならない。『本質を追求する』スキル、そして『必ず成果を出し価値を生み出す』という信念。これこそが、株式会社OneColorsにも脈々と受け継がれる思いの源泉なのだ。
続く
次回、後編で最終です