2020年8月1日 生活の為の執筆

 はぁ。。。働けど働けどラクにならない我が生活。おはようございます。まだ生きてます。コロナ騒動が始まった感じがしたのが2月ぐらいで、そこから3,4,5,6,7月ときて、もう8月なんですね。よくぞ無事に生きてきたな、自分、とまずは自分を誉めておこう。感染せず、人にも移さず(おっと、これはわからないね。無症状だったかもしれない)、病弱な私が、なんとか生きてきた。何度も落ち込み、死にたくなり、あきらめ、絶望し。ヤケになったときもあり、それでも生きてきた。1日3回、一人でもそもそおいしくもないご飯を食べ(料理はクソ下手だ)、なのに太った。太った。あははっは。それでも、この半年よく頑張ったと自分を誉めよう。

 そうでもしなきゃ、今日を乗り越えられない今日この頃ですから。

 コロナ騒動が始まり、3月中旬に風邪を引いて、それをきっかけにバイトは辞めた。今ごろやった去年の確定申告(すみません)を見て、全然収入ないじゃん、バイトが支えてるじゃん、と改めて気づくが、バイトを辞めたので、それからはできる限り頑張って企画を考えては提案し、あちこちで原稿を書かせてもらってる。相撲から音楽から書評から、腹がたちまくった貧困支援の現場の話から、貧困現場の犬ちゃんのこととか、検察庁法案廃止の話から、CMでのジェンダーの役割についてとか、政治家にインタビューまでしたし、最近はワイドショー見聞みたいのも書く。なんでも書く。手あたり次第書き散らす。でも、残念ながらウエブ記事だからどれも原稿料は「お手頃な価格になってますよ」だから、書いても書いても上々な生活は成り立たない。成り立たないが、それでも、なんでも手あたり次第に書くしかない。

 私にとって書くことは生活のためだ。それ以上でもそれ以下でもない。生活するために、家賃を払うために、ご飯を食べるために書く。これを書かないと死んでしまうとか、これを書かないと私がだめになるとか、私を表現したいとか、特にない。もう半年後に死ぬとなったら、これだけは書き残しておきたい、みたいなことも特にない。あ、でも、そうだ、白鵬にインタビューしたい~~~!きゃああ~~!大好き白鵬~~~!怪我治してください~~!苦しい7月場所、ずっと支えてくれてありがとう~~~!と、東京の片隅のおんぼろアパートで愛を叫ぶ! 白鵬~~~!ほんと、7月場所。あの緊張の空気の中(国技館に行けば分かる)、よくぞ絶大なる強さを見せてくれたことか。ほぉ~~。はぁ~~~。ラヴ~~。

 って。書きたいね。目標。

 でも、私は生活の為の執筆をつづけるためにずっとガンバってきた。生活が苦しくても孤独に泣いても何があってもそのためにバイトをしたり、具合がどんなに悪くても締め切りを守り、編集者がモラハラの時もあったけど、そういう人とけんかしたり、服従もしたり。自分の文章に深みがあるとか、面白いとか、そういうことはこれっぽっちもないのは重々承知してるから、人の文章とは絶対に比べないようにしようと、あるとき、苦しい心を支えてもらってたお不動さんの池で鯉を見ながら決めた。生活の為の執筆なのだから、分かりやすければいい。そして、最後まで読み通してもらえたらいい。それが最上だと思った。それ以上でもそれ以下でもない。これからも、きっとそうする。生活の為の執筆を続けたい。なんとか、この苦しい時も、そこに劇的な解決方法などはないのだから、この生活の為の執筆をつづけていくだけ。

 このコロナ騒動の最初の頃、うちの師匠(湯川れい子)と電話で話していたときに「とにかく原稿料が安かろうがなんだろうが書いて書いて書きまくっておけ。書いてる人が一番強いから」と言った。私がバイトも辞めてしまって、この先わからん、と言ったら、そう言った。84歳先輩からのメッセージ。そうだ。何でもとにかく書いて書いて途切れさせない。入ってくる単価は「お手頃ですよぉ」でも、とにかく途切れないことが大事だ。生活するために。

 コロナ騒動はまだまだ続く。というか、これからさらにひどくなるだろう。政府は無策だ。東京都医師会の会長さんが必死に訴えたって、無視してるじゃないか、政府は。テレビだって、もっともっとあの人を映してくれると思ったら、そうじゃなかった。私は愕然としている。

 なんとかかんとか頑張って、たとえ感染して病に伏しても、とにかく生活の為の執筆を少しでも続けたい。

 最近書いた記事を。。。ずらずらっと。



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