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一人から始める市民運動?

 こんなことをいきなりやってみた!

 元々は杉並区で「九条の会」の方々が同じようにシール投票をやっていたので、中野(私は中野区民)でもできないかなぁ?と思った。

 以前なら思うだけだったろうけど、少し前に杉並区の岸本さと子区長の選挙のときに「ひとり街宣」に参加して、それで、なんか、免疫?できていたので、じゃ、自分でやってみようと思った。

 それで、友達に声をかけ、文房具屋さんで「四つ切の画用紙ください」と買って来て、タイトル?を印刷して貼り付け、水筆で色をぺろりーんとつけ、ダンボール(スーパーでもらってきた)を後ろに貼り付け、準備したのはそれだけ。

 当日は市民運動する友達がマイクとスピーカーを持ってきてくれて、集まった7人で交代にマイクを持ち、

「シール投票やってます」

「安倍元首相の葬儀に賛成ですか反対ですか?」

「私たちは中野区の有志でどこかの団体ではありません」

 などと思いつくままを言ってシールを貼ってもらった。

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(なぜか誰も人がいない感な写真) 

リアルのこういうのって、とてもここに書けないようなことを言いながら貼っていくおじさんたちがいたり。

 「意見を言う場がない」とかそんなことも聞けた。「税金払いたくない」とかね。

 とにかく、リアルならではの良さ。反対のシール貼る若い女性がチカラ込めて貼ってくれたり。

 「やだよね~~」って笑いながら貼ってくれるご夫婦とか。

 無言で賛成を貼っていく人もいたし。

 お願いしてももちろんいやいや、と断る人が大半以上だけど、でも、国葬について考えるきっかけになってくれたかもしれない。

 やる意味はあったと思う!

 そして、こういうことやるのは、どこかの団体だけで、自分でできるなんて思ってなかったけど、自分で始められるんだって知った。

 マイク持って音出してもOK。警察に届け出なんていらない。この、私のいる目の前は、実は交番。何も言われないです。

 それ、私も知らなくて、市民運動に詳しい友達が教えてくれたんだ。

 今回は逆に交番が目の前にあって、安心してできました。ほら、怖い人とか来ないかな?と思ってたから。

 でも、怖い人も誰もいませんでした。みんなペタペタにこにこで。

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 あと、こだわったのは、地元でやることと、賛成反対を特に打ち出さないこと。ニュートラルにやってみたかった。これは私のこだわり。私が始めたのだから、私の考えでできる。来てくれた友達や、友達の友達も、それに沿ってくれる。ありがたい。

 ニュートラルにやって、実際のとこ、みんなの声を聴いてみたいと思った。

 そうしたら

 賛成 30  反対107  真ん中1

 で、なるほど~~。それぞれ1つ1つの意見が大事だ。

 シール貼って意見を申してくれたみなさんに感謝。

 やってヨカッタ。みんなもやってみるといい。誰でもできる。

 やりながら、以前の対談で宇野重規先生が教えてくれた「参加と責任」という言葉を思い出した。

 これです↓

宇野 「地域に参加する」といっても、一生涯コミットするとか、ずっとそこに住むとかいうのではなく、短期間だけでいいんですよ。その地域にいる間、それぞれの抱えている問題を行政の力を借りたり、同じような境遇にいる人同士で情報交換したりして、少しでも支え合いができると、気が楽になりますよね。「社会は敵ばかりじゃないよね」って思える程度でも、「地域に参加する、地域とかかわる」ことは、すごく大切な自治だと思うんですね。

和田 なるほど。でも、そういうのに参加すると、責任が生じるのが、自分も、みんなも、面倒でイヤなのかなという気がします。

宇野 そうなんですね。参加と責任はセットだというのが一つのポイントです。でも、逆に「責任」という言葉を、そこまで重く捉えなくてもいいんじゃないのかなって思います。

和田 ふーむ。確かに責任というものをひどく重く捉えています。

宇野 別に一回、かかわったら二度と足抜きさせないというんじゃないと思うんです。

和田 ワハハ、そうですね(笑)。

宇野 かかわった程度に応じて、少しでいい。自分なりに協力したい、自分なりに貢献したいと思う程度のことを、「責任」と言おうとしているんです。

和田 ああ、なるほど。それぐらいなら、背負える気がします。

宇野 まったく自分はどこにも責任を持つことがない。誰も自分のことを求めてもいないと感じたら、なんかそれって寂しいよね。

和田 確かに、そうですねぇ、孤立して、寂しいですね。

宇野 だから、自分がそれなりにやるんだ、かかわるんだと思える場所……地域でなくてもいいです。組織でもいいし、ある種のスペースでも、活動でもいいと思います。そこは自分の責任の範囲だよと思えるところがあったほうが、人間って嬉しいという感覚があると思うんです。そう考えれば、責任という言葉を、いい意味に少し変えられるのでは?

https://imidas.jp/jijikaitai/c-40-149-22-06-g756より

昨日は責任があったけど、組織を自分で作って参加することで、楽しかった。小さな参加と責任を積み重ねていくと、それが民主主義だなぁ~って考えたりした。地元で小さな民主主義を始める。重ねていく。

 とにかくとにかく、誰でも出来ます! ひとりでも。友達とでも。とにかく、市民活動。市民運動。誰でも出来ると知りました!

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