2020年8月28日

 ここ10年ぐらい、アルバイトをしながら原稿を書いて、なんとか暮らしてきた。原稿だけでもバイトだけでもなんともならない。両輪を必死に漕いでやってきたのだが、3月にやっていたオニギリ屋のバイトに接客が怖くて行かなくなり、その後、店側からもう来ないんでしょう?辞めるんでしょう?と言われて、もう行ってなかったから仕方ないと辞めて、それ以来、バイトをしてなかったのだが、収入がなんともならないのでバイトを探そうとしたが、恐ろしいほどに求人が減っている。

 私はタウンワークを見る歴十数年なのだが、こんなに求人がないのは初めて。ネット検索して、色々絞り込んでいくと、たとえば、その条件では100件あります、と出ても、実際に見てみると100件は重複が多くて、実際には数件の求人しかないような状態だ。紙版のタウンワークはペラペラに薄くなっているのはもうだいぶ前から話題になっているけど、ネット版も当然ながら、そういう水増し状態だ。

 大変なことになってる。しかし、この大変なことは、さらに大変なことになるのだ。東京都は飲食店に9月半ばまでの時短営業を要請している。しかし補償はほとんどないに等しいぐらい。その人たちがバタバタッと店を閉め始めるだろう。これまで、だましだまし生きてきたが、もう、何もだませないかもしれない。しれないではなくて、そうだ。

 昨日から、ぼんやりと、もう、死のうと思っていた。この社会で生きていく術が見つからないと思っていた。でも、今朝、眠れない頭でツイッターを見ていたら、誰かが私の書いた古いツイートを「いいね」していて、それは私の書いたツイートの上に知人が書き込みしたもので、そのときも私は生活に困って死にたくなっていた様子で、そこに知人が「死ぬ気になれば大概のことはできるでしょう?一緒に「区営住宅増やしてけろ」の陳情でも始める?」と書いてくれてあった。

 もう、この冬にはどうせコロナとインフルエンザに一緒にかかったりして、死ぬかもしれない。死にたい死にたいじゃなくて、死にたくないのに苦しんで死ぬかもしれないのだ。

 死ぬ前に最後何をするか?を考えよう。どうせ死ぬなら、最後に自分はどうするか?を考えて、それをやろう。ギリギリのところで。最後にパアアッと何かしてやりたい。これまで私は低いところでぐずぐずとやってきたけど、いっそ、ばああああと高い所に登るような、そんな欲を出して、身の程知らずな、実力に見合わない、とんでもないことを目指してやってもいいのかもしれない。そんなことを考えたりした。でも、どうやって?は分からないけど。

 しかし、求人は本当に少ない。しかも、タウンワークのようなところに出て来るものでは見かけないけれど、町中に貼ってあるような求人では、堂々と最低賃金以下を書いてあるものも増えてきた。東京都の最低賃金は1013円だけど、1000円とかも多い。それでも人は来ると、足元を見てるような求人。

 こんな状態なのに、人はまだ我欲に生きるのだろうか? 私もそうだけど。。。こんな時こそ、みんなで助け合って生きていければいいのに、そうはならないのか? 

 


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