コロナはただの風邪ではなくて

満員バスで盛大に咳してマスクしてないピープルに心臓がバクバクした。バスは、移動できない。とても辛かった。

私はまさに心臓の病院に行くとこだった、頼むよパトラッシュ。

咳をする彼らは健康で若く家族がいて食事や洗濯、買い出しメンドーみてもらえ、病院にも車で送ってもらえたり、そもそも病院すぐ決まり、検査も治療も心配なく、お金の不安もないのだろうか。

しかし私はその全てないんだ。

私が発熱したら、苦しい中自分で病院手配し、歩いて行き、サイアク行きつけの主治医は自転車で30分かかる。買い物し、洗濯も自分でするしかない。不整脈で、喘息もある。

お金が不安だから、高い治療薬は躊躇するし、仕事できない不安で鬱も悪化するかもしれない。

新しくパジャマなんて買えないから、入院とかなったら、借りるのか?　幾らなんだろう。

後遺症が出て働けなくなったら、どうしたらいいんだろう。後遺症から、心臓がもっと悪くなるかもしれない。考えればまた不安になる。

症状だけじゃなく、コロナには複合的な不安要素がある。強者には、気づけないかもしれない。

コロナ禍がきて、あらゆる弱者が、たいへんなことになった。非正規で仕事なくなったり。家族がＤＶで、ステイする家が安全ではなかったり。自殺した人もいる。

だから、第９波が流行ってる今、咳を盛大にしているなら、バスの中ぐらいマスクしてほしい。自分のために、誰かのために。

ああ、でも、気づいた、咳してバスに乗る彼らもまた、たとえコロナでも仕事に行く弱者なのかも。弱者と弱者が、叩き合うヘルジャパンだもんなぁ。

ホントの強者なら、家でのんびり療養する。

コロナはたくさんの不安要素や格差問題を内包する。だからこそ、ただの風邪ではない。