FIRE、セミリタイアの継続性の疑義。

ネットだと何千万円か貯めて始める人が多いが、都市部なら極論0円でも続く。

財政の潤ってる東京の郊外で、家賃三万円で住めば月10万円の生活費で貧乏セミリタイアならずっとできる。

月10万円稼げば良いだけなのだから単発、日雇、ミステリーショッパー、Uber、東京郊外は東京都をベースにしたインフラが整っているので、もう何も困らない。
大分県杵築市でセミリタイアするのとは心構えが違う。

日本では、週2しか働かないフリーターでも食えるように下地は整っていると言える。

格安SIMもあるし、楽天モバイル、Amazonプライム、コンテンツはほぼ無料化、スマホもちょっと旧世代でも十分動くし、古着買わなくてもワークマンもある。

月10万円で暮らせますよ、週2も働かなくていいですよ、、、
しかし、仕事はUberとアルバイトです。

今これだけFIRE、セミリタイアしやすい環境が整っていて踏み切れない層の問題はここなのだと思う。
Uberは本気で稼ぐにはバイクが必要、道も覚えないといけない、アルバイトは学生と一緒に働くイメージがどうしても紐づいてしまう。

今の日本のホワイトカラー系の仕事に足りてないのは正社員とアルバイトの真ん中の働き方、セミリタイア正社員みたいなものである。
週25時間とかで時間制約はある中で専門職に就く正社員である。
一部の職種はあるものの、その一部の職種でも、限られた一部であり、まだまだ普及していない。

仕事が好きではないなら週40時間働くことは1日でも早く辞めたほうがいい。
特に通勤を含めると拘束時間は週50時間、仕事が好きでもないのに人生の大切な時間を仕事に使うことは本当にもったいない。

政府は多様な働き方を増やして選択肢を増やそうとしてくれているのか、ある時点からフルタイムベースの考え方に回帰していくのか、ここは分からないところである。

なぜならセミリタイア、FIREの人たちは増えてほしくない。いや、むしろ困る。多様な働き方の考えの根底には、引きこもりをなくそう、キャリアを中断しなくても子育てできるように、隙間時間を活用して人手不足の解消、そんな考えはあれど、積極的にこれから労働力は提供しません、消費も最低限しか行いません、所得がないので払う税金は消費税と酒税くらいしかありません。

セミリタイア、FIREを平たく言えば国都合、会社都合の労働については最低限の労働力しか提供しません。

もちろん、セミリタイアで自己実現的な働き方を手にしてたくさん稼いでくれる人も現れるだろうが、一握りであって採算は取れないだろう。
この動き自体がベーシックインカムの先駆けのような存在なのかもしれないが答え合わせは当面先である。

個人の生存戦略としては1日も早く貧乏セミリタイアに着手するほうが良い。
早く貧乏セミリタイアでもなんでも週5日労働から降りて、余暇で何かしたほうがいい。

余暇で何か続けたら食える可能性は格段に上がるだろう。

そんなわけで貯金がある人も、ない人も、今からセミリタイアするのが良い。
遠い将来ではなくて今セミリタイアすること。

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