所信表明

高校生の時に進路を選ぶにあたり、優先したことは「安定性」だった。食いっぱぐれのなさそうな仕事を選んだ。働き出して10年以上。やりがいを感じないわけではないけど、この仕事は心の底から好きなことではないことも分かった。社会人の構成員、歯車の一つとして働いている実感はあるけど、楽しいかって言われると自信を持って肯定はできない。「仕事は我慢」「好きなことを楽しんでお金を稼げるなんてありえない」、そんな観念に縛り付けられてる。でも、それってあくまでも私の頭の中の観念であって、「普遍的な正解」ではないことに最近ようやく気がついた。

じゃあ私の好きなことってなんだっけ?少し考えたら答えが見つかった。「文章を書くこと」だ。小学校の卒業文集に書いた将来の夢は「小説家になること」だった。今の私には「小説家」は大逸れた夢に感じるのだけれど。でも「文章を書くこと」は好きだし、もっとうまくなりたいと思っている。だからこの場をお借りして、少しずつ思いの丈を綴っていきたい。

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