衆院選前後で国政政党の演説ワードを簡易比較してみる
どうも、最近大好きな政治家の一人、伊藤孝恵さんから"いいね!"をいただけなくて悲しい破綻国家研究所です。
普段はデータサイエンスで飯を食ってます。
はじめに
これまで動画の文字おこしの抽出や、ライブチャットのコメントを抽出してきました。
このなかで、解析のリスクエストをしたところ、今回こんなリクエストがありました。
目的
今回は衆院選前日のマイク収めと、臨時国会初日の国民民主党の演説内容を比較し、頻出単語から何を訴えたいのかを比較する。
解析対象
衆院選前は下記。マイク収めですね。
衆院選後は下記。
厳密にいうと、弁士が異なるしマイク収めの際には石丸伸二さんが選挙に行こうと演説したので、比較は難しいです。
しかしながら国民民主党という党が政策本位である党であることから、政策の熱度の違いは比較できるのでは?と思い比較してみました。
結果・考察
演説における頻出上位50単語
上位50単語を抽出。左が衆院選前、右が衆院選後の臨時国会初日です。赤色矢印が目玉政策、青色矢印が玉木代表の語句です。
赤い矢印から見ていくと、103万円の壁の"103万円"が臨時国会初日で上位に食い込みました。一方で、手取り・税金の語句が下位に変化しました。具体的な政策である103万円の壁引き上げ(国民民主党は臨時国会初日に壁引き上げの単独法案を提出)を演説に織り込んだことが読み取れます。
そして、衆院選前に玉木代表という語句が上位に来ていましたが、臨時国会初日の演説では玉木代表(玉木雄一郎や玉木さんは玉木代表に表記を統一)の順位が下がっています。
何故かなと思い、アーカイブを見直したところ、選挙前は各議員さんがどこかしらで玉木さんのワードを出していましたが、衆院選挙後には選挙や国会を通じて、各議員さんが政策本位を訴えており、玉木さんのワードが出る回数が少ないことがわかりました。
このことから、これまで国民民主党はマスメディアから玉木党と揶揄されていたのに対して、脱却しつつあるのかなと感じました。これまあくまで個人的な考察です。
ワードクラウドでの可視化
ワードクラウドでは、衆院選後の臨時国会初日ほうが国民民主党の文字が大きいことがわかります。頻出単語でも国民民主が1位になっていることがわかります。
「比例は略さず国民民主党」
と衆院選前のマイク収めであれだけ言っていたのに、直観に反する結果でした。
何故かなと思いアーカイブを見直していたところ、臨時国会後の街頭演説では、
「国民民主党は政策本位で実現する」
「国民民主党は野党、与党ではなく政策を実現」
「国民民主党としてぶれずに~」
と言っていたことが要因でした。各議員さんや支部長さんが、国民民主党は何たるかを訴えていたのですね。納得しました。
まとめ
具体的な政策である103万円の壁引き上げ(国民民主党は臨時国会初日に壁引き上げの単独法案を提出)を演説に織り込み上位となった。
手取り・税金の語句が下位に下がった。
玉木代表というワードの順位が下がった。衆院選挙後には選挙や国会を通じて、各議員さんが政策本位を訴えており、玉木さんのワードが出る回数が少なくなていたため。マスメディアから玉木党と揶揄されていたのに対して、脱却しつつあるのかもしれない。
衆院選前の「比例は略さず国民民主党」と言っていたのに、衆院選後の臨時国会初日ほうが"国民民主"のワード頻出が多い。「国民民主党は政策本位で実現する」と各議員さんや支部長さんが訴えていたため。
さいごに
国民民主党東京都第24区総支部長の弁護士浦川祐輔/Yusuke Urakawa(@yurakawa9)さんの演説に注目。
SNSで暴れてるだけじゃないんだなと。
ちょっと感動した。ぶれずに進め。進めばわかるさ。
ほなまた