【日記】20代でやってよかったことの話
先日誕生日を迎え、私の20代もついに終盤戦となりました。
我ながら色々なことをやったし、色々無駄なこともしたと思う。
物凄い人と比べれば大したことはしてないと思ってるし、お金は全然稼げていない。
本当にこれでいいのかなーとかやっぱこれするべきじゃなかったなーとか思う時間は長かった。
それでも今はいい20代を過ごせたんじゃないかとちょっと思えてきています。
そんなわけで今回はなにが良かったのかを書こうと思います。
また20代の時間の猶予があるから、また変わるかもだけど。
①やりたいことはとになく挑戦した
①って書いたけど、割とここにほぼ全て集約されます。
ちょうど20歳の大学生の私はとにかくサークル活動を頑張った。
就活も勉強も何もかも捨てて打ち込んだ。
結果的に4年生のときは大変で、後悔することもあったけど、あれだけサークルに打ち込んで沢山の人と関わって、組織を運営することを経験できたのは今でも宝だと思っている。
卒業後は波瀾万丈だった。就職して退職して結婚して、就活して結局パートに落ち着いて、美容にお金をかけ、趣味に打ちこみ、文章をたくさん書いて、いろんな本を読んで、英会話を習い、そしてお金を稼ぐ方法をずっと模索した。
これこそ私のやるべきことだを思って始めてすぐやめたことなんて沢山ある。
最初はまだ良かったけど、周囲の人らが年々お金をしっかり稼いで昇進したりしてる様子を見ると、迷走している自分がこれでいいのかと悩むこともあった。
でも最近になって、ようやく自分のやりたいことと向いてることの最大公約数みたいなのが分かってきたんですよね。
やることを決めてる人とか向いてることが分かってる人はこんな迷走必要ないんだろうけど、私みたいにふわふわした考えのまま、最初から道を決めるってかなり難しいことだったんだと今は思えるようになってきました。
もちろんやりたいことではなくてもとりあえず続けられる仕事でしっかり稼げれば、1番良かったのかなとは思うけど。
でも当時の私はそれが嫌だって思ってたから、私という例だけで考えればこれで良かったと思ってる。
改めて思うのは、大学生のうちに将来を確固として決めるのってやっぱ相当難易度高い。
少なくとも私にはできなかった。
でも行動するのだけはやめずにいたから、広げに広げた風呂敷で、ようやく収束する方向性を見つけられたと思ってる。
なので、やりたいこと、興味持ったことをとりあえずやる、結果中途半端になってしまったことすら自分を知るきっかけになる。
それをやり続けたのは良かったと思います。
②いろんな人と出会ったこと
私ほど幅広くいろんなコミュニティと関わった人はそうそういないと思えるくらい、いろんな人と関わることができた。
小さな会社も大きな会社も勤めたし、いわゆるどうしようもない人とか嫌な人とも出会ったかと思えば、尊敬できる人やすごいと思える人にも沢山出会った。
大学生の時点で人間の幅の広さに驚いたけど、もっともっと幅が広がった。
嫌な思いも理不尽な経験もたくさんした。
そのうえで、SNSやテレビだけでは実感できなかった人の広がりみたいなものを、昔よりはずっと理解できるようになった気はしている。
人と関わることって、それをしないと分からないことがたくさんあると思う。
勿論少数でも本当に打ち解けられる人はそれとは別に必要で、ただそれだけだとどんどん世界が狭くなるような感覚がある。
それでも問題ないって人もいると思うから、ここに関しては価値観にもよるけど。
でもやっぱり、大人になると自分の都合の良い人ばかり置いて気持ちのいい世界にだけいると、後戻りできなくなっちゃうんじゃないかという恐怖が私にはある。
実際、年を取っててもう修正できないくらいどうしようもないって思ってしまう人にも出会ったし。
嫌な人と無理して関わり続ける必要はないとは思ってるけど、だからこそ二十代で身軽なうちに尊敬できる人からこうはなりたくないと思う人に出会えたのは今後の自分を決めるうえで良かったかなと思ってる。
結論
そんなかんじで私のやってよかったことを書いていきました。
まとめると、多分私には社会の中での自分を知ることが必要で、その為にやったのが沢山の知らない経験を積むことだったんじゃないかと思っています。
自分自身年齢を重ねるごとに身体の衰えや集中力の低下、柔軟性が昔より損なわれちゃったような感覚がすでにある。
注意しててもきっとどんどんいろんなものは衰えるから、やっぱり若いうちに経験をする方がコスパは圧倒的にいいと思う。
これは私の価値観だけど、正しいって言われてることをやるよりやっぱり自分のやりたいことをやったほうが身につくことは多い気がする。
興味持って取り組めるし、全部自己責任だから反省もできるし。
どうしようもなく無駄だったことだって、後から考えれば自分にとっては必要だったことかもしれないし。まあこれに関しては都合よく解釈しちゃう人の心理かもだけど。
やりたいこと、得意なこと、苦手なこと、そういった「自分のこと」を分かるようになるだけで、随分生きやすくなった気がする。
「自分」って結局、他人との相対評価でしかはかれないしね。
自分が分かってくれば、やるべきことを迷わずできるし。
なので若者の特権である無限の可能性を、どんどん狭めて絞っていくことが二十代はいいのかなあと、私としては思います。