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やり直し美容、はじめました。

美容エディターとか美容ライターと名乗っていますが、「美容が好きなわけじゃない」ーーずっと言い続けてきました。
というのも、もともとはファッションに興味があって雑誌編集の仕事に足を踏み入れたため。
私が出版界に入ろうと思ったのは、就職して2年目の頃。
勤めていたカード会社を辞めて、まずは業界に、と女性誌に強い編集プロダクションに入りました。そこがたまたま美容を得意とする会社だった。
編プロ→実用雑誌編集部→女性誌編集部と、少しでも憧れのファッションに近づくため転職を繰り返したけれど、なかなかの老舗プロダクションだったためか、美容担当のラベルははがれませんでした。
しかも、当時はまだアラサー。メイクやスキンケアよりもファッションのほうが、おしゃれにおける比重が高かった。
そういうわけで、冒頭の言葉をよく放っていたのです。
とはいえ、「嫌い」なわけではない。
普通にスキンケアはするし、仕事柄、化粧品にだって多く触れる。それはそれで楽しい! だけど、自分で試行錯誤するような探求心とか、「ここのコスメが最高なのよ〜!」みたいな溢れるほどの愛は、あんまりない。

と、30代前半まではこんな感じ。
実に中途半端な美容エディターでした。

そんな私が美容に向き合うようになったのは、本当につい最近。
40歳になるかならないかの頃です。
それまで気にならなかったのに、おでこの広さが気になったり、「こんなに顔長かった?」と面長顔に嫌気がさしたり、我慢しても運動しても増えていく体重に焦ったり……。
「このままじゃヤバい!」と思い、15年あまりの美容エディターとしての知識を総動員して鏡と向き合うようになりました。

すると、徐々に自分がいい感じに整っていくのを感じるようになりました。
見た目が劇的に変わったわけではないし、痩せたわけでもありません。(むしろ増えてるかも笑)
だけど、「私、いい感じじゃん!」と思えるようになりました。
そしたら、人からも褒められることが増えてきた。痩せてないのに「痩せた?」と言われることが、よくある。
ついでに、長所とか「自分らしさ」みたいな、内側の部分まで認められるようになってきたように感じます。

美容は好きじゃない、とは言ってきたけれど、同時にずーっと思い続けてきたのが、
「美容は人生を通じた人体実験だ」ということ。

だから正解なんてわからない。
1年後には真逆のことを言っているかもしれません。
だけど、今41歳の私が感じる、やり直し美容の最適解を、ここからちょっとずつ発信していこうと思っています。



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