総理大臣の座を狙う「黒ヒョウ太郎」の勝算

自民党総裁選が9月２９日に行われます。
菅首相の不出馬宣言を受けて、いち早く出馬表明した岸田文雄・前政調会長、女性初の総理大臣を目指す高市早苗・前総務相、「ワクチン運び屋」河野太郎行政・規制改革相、追って野田聖子幹事長代行も参戦し、党内も基本は自由投票となったことで、この先どうなるかといったところです。

そこで、今回は石破元幹事長や小泉進次郎環境相が支持を表明し、国民人気は一番と思われる河野太郎さんを動物占い的観点からみてみたいと思います。

こうみえても？オシャレにこだわる「黒ヒョウ」

動物占いで見ると、河野さんは「黒ヒョウ」になります。
行動のベースは「オシャレ」「スタイリッシュ」「カッコいい」といった、本人なりの美的感覚。政治家には珍しいサスペンダー姿の仕事風景などの写真がありますが、これもご本人のファッションのこだわりかもしれませんね。
もちろん、外見だけではなく、行動も「カッコよさ」を意識したものになるので、仕事はしますし、「オレはできる男」アピールもさらっとスマートに行います。

また、「次はこれがくるかも？」という直観力が優れていて、先を見越した自分の行動も早い。この点、現職の行政改革や、何かを変えていく、というポジションは適任といえます。

黒ヒョウ太郎がリーダーになったら

黒ヒョウは「人の上に立ちたい」「人を支配したい」というより、前述のとおり、自分の理想や「イケてる自分」を追求しているうちに、人を動かす立場になっていた、というタイプが多いです。（実は、石破元幹事長、小泉環境相、小池都知事なども黒ヒョウなのですが、それはまた今度お話したいと思います）
国際的な経験もあり、外務・防衛大臣も経験していますので、対外的にも国内的にも「カッコいい総理大臣」を目指してバリバリと仕事してくれることは期待できるでしょう。

ただ、自分が率先して行動することは得意なのですが、河野さんの場合、黒ヒョウの中でも大人しめ、素朴、口下手というような側面があります。強い発信力があると評判ではありますが、伝えようとするあまり、やや話が回りくどかったり、逆に勢いが弱まりがち。周囲を巻き込んで動かしていくイニシアティブにはやや課題があります。

感情のアップダウンが激しく、説得したり、相手をうまく乗せたり、言いくるめたりする前にキレてしまうことも。ツイッターで絡んでくるアカウントに対しては即座にブロックする「ブロック太郎」なんて呼び名も出てきましたが、もし首相になった暁には国内外のクセがすごい面々と粘り強く交渉するという局面が多々出てきますから、うまく構えて動かしていってほしいですね。

次は岸田さんを取り上げたいと思います。

(岸田「コアラ」は愛されキャラになれるのか？)