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2018年よかった映画10本を紹介するぞ

今年もいろんな映画を観ました。

Filmarksの記録を振り返ってみると昨年が202本、今年は68本と、本数ベースではおよそ1/3になってました(Netflixとサウナが増えた)。

本数減ったとはいえ、ハマった映画何度か観に行ってたり、初めて応援上映行ったり、東京国際映画祭たくさん参加できたり、好きな映画・監督・役者が増えてそれなりにハッピーな1年でした。

さっそくベスト10を紹介するぞ!

10位:君の名前で僕を呼んで

・1980年代のイタリアを舞台にした17歳と24歳の青年たちが織りなす青春映画。
・最後の15分が圧巻です。パパ...
・U-NEXT、YouTubeで配信中

9位:レディ・プレイヤー1

・スピルバーグが2045年を描いたSF映画。原作の『ゲーム・ウォーズ』は未読
・AKIRAの金田バイクがかっこよすぎて2回観に行った。主人公ウェイドの成長を見ながら最後不覚にもほろっときた。感情の忙しい映画だった
・Amazon Prime / U-NEXTで配信中

8位:ホワイト・クロウ

・20世紀最高のバレエダンサーと言われるルドルフ・ヌレエフを描いた今年の東京国際映画祭のコンペ作品
・ソ連の寒村で過ごした少年時代、レニングラードで練習に明け暮れた修行時代、そして西側への亡命劇と、時間軸が行ったりきたりしながら進んでいく。最後の亡命シーンは圧巻だった
・2019年に日本でも劇場公開予定。監督のインタビューとか、以下のTIFFの公式にまとまってる

7位:犬が島

・「犬インフルエンザの大流行」がおきた近未来の日本を舞台に、犬が島に流されてしまった愛犬を探す少年と、犬たちの冒険を描いたストップモーション・アニメーション
・黒澤映画をはじめ様々なオマージュがあって面白かった。AKIRAっぽいなと思ったら、ウェス・アンダーソンが大友克洋ともちゃっかりコラボしててすごいw AKIRAファンも垂涎の作品
・Amazon Prime / U-NEXTで配信中

6位:ボヘミアン・ラプソディ

・8年かけて、QUEENのフレディ・マーキュリーの生涯を描ききった大作。
フレディ役のラミ・マレックのインタビュー読んでても、役が決まる前から前歯をつけてフレディになりきってたり、LIVE AIDのあらゆる立ち回りを完コピしてたり、ものすごいこだわりよう
・TOHOで上映中。絶対にIMAXで観よう

5位:ゲッベルスと私

・今年唯一岩波ホールで観た作品。ヒトラーの側近であった「プロパガンダの天才」ゲッベルスの秘書のモノローグ。原題が"A GERMAN LIFE"となっている通り、ゲッベルスが彼女の人生に出てくる場面はほんの一部だけ
・「プロイセン的な義務感」とか、WWI以前生まれの空気感を纏った言葉がぽんぽん出ていて印象深かった
・配信なし。Amazonで回顧録が出版されている

4位:バーフバリ 王の凱旋 完全版

・インドの古代王国の王位継承をめぐる叙事詩的映画。通常版 / IMAX / 応援上映と3回観に行った作品
・笑いどころが多くて終始楽しめた。神話が元になっていて、ググるとバーフバリ大好きお姉さんたちがいいかんじに解説してくれているので、本当に何度見ても味わい深い...
・Netflix / Amazon Prime / U-NEXTで配信中

3位:American Animals

・今年のサンダンス映画祭の話題作!何者かになりたかった少年たちが起こした事件を、実際の犯人と、俳優とが共演してつくった怪作
・Trailerを観て、2019年の公開が待ちきれなくてBlu-rayを輸入して観ました。2017年に『ダンケルク』の水兵役で出演していたバリー・コーガンくんの演技をたくさん観られておなかいっぱいです...
・Audio Commentaryっていう新しい楽しみを発見したのも本作。作品について解説してもらいながら観られるたのしいね
・公開は2019年のいつか!おすすめ!

2位:聖なる鹿殺し

・2017年にカンヌの脚本賞を受賞したダークスリラー。怪作『ロブスター』で有名なランティモス監督の作品。American Animalsと同様にバリコがたくさん出るよ!
・万人受けしないスリラーだけど、バリコがただスパゲッティを食べる迫真の演技、最高に気持ち悪いのでぜひ観てほしい
・Amazon Prime / U-NEXTで配信中

1位:ブラ物語

・1位は東京国際映画祭のコンペで観た作品。鉄道運転士が列車に引っかかったブラの持ち主を探す物語。とてもコミカルで温かい物語でした。
・台詞も翻訳もないサイレントフィルムだけに、情景や息遣いや間の取り方一つひとつにこだわりを持って表現していて、観終わった時にずーっと拍手が鳴り止みませんでしたw
・日本公開予定はなし。また観たい......

(おまけ) 2018年のいちおしNetflixドラマ

今年は劇場映画の代わりにNetflixを観る時間が増えた年でもありました。
あまり周囲で話題になっていないけど、おれの中で大人気の一本を紹介しておきます。

Mr. Sunshine
・19世紀の朝鮮を舞台にした歴史モノ。朝鮮に生まれ、朝鮮に捨てられ、米国人として朝鮮に戻ってきて、祖国のために戦った義兵の物語です。
・韓国人の同僚が気を遣いながらもおすすめしてくれた作品でしたが、圧倒的に脚本が面白くて、全24話あっと言う間に時間が溶けてしまいました。
・主役のイ・ビョンホンとキム・テリの演技がとても良い。ビョンの英語うますぎ
・何より、どう描いても日韓双方から非難されそうな題材にもかかわらず、脚本やら舞台衣装やらつくりこんでいて本当にしゅごい...


以上!
来年予告されている映画も良さげなの多くて楽しみ。
2019年こそ、2018年行けなかったベルリン国際映画祭に行こうと思います!
良いお年を〜!

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