見出し画像

農業には2つの世界観がある!~議論を混乱させる原因~ 前編

農ライフスタイル実践研究所の山田です!
さて、復帰して最初のブログ記事を書いていきたいと思います。
 
一番はじめに書きたかったこと。
それは・・
【農業には2つの世界観がある】ということです!
ちょっと書いてみます。
これは私がやっている研修の最初の方に話す
とても大事な内容でもあります。
 
僕は10年以上、農家さんと関わり
農業をいろんな視点から調べていたのですが
途中から、話が かみ合わないところがチラホラでてきました。

例えば、これから農業は盛り上がっていく!稼げる!
みたいな話を聞いた後で
農業はこれから衰退していく、もっと減っていい!
とかのいろんな話を聞くことがあります。
最近の言説だと、久松達夫さんの『農家はもっと減っていい』
が有名でしたね。
周りの多くの農家さん達も、納得されていました。

久松達夫さんの著書『農家はもっと減っていい』

そんな話を聞いていたら ある人は
食糧危機が起きる!もっと生産量を増やせ!
みんな農家になるべきだ。
と言ってる人もいる。

「いったいどっちなの?」
多分、農業を詳しくない方たちは
最初は混乱すると思います。
というか、農業を詳しい人達も
ここらへんを整理して話をしている人は
少ないような気がします。
(僕が不勉強なだけかもですが・・)

ここらへんを、ずーっと調べていたら
あっ、そもそも言っている前提が違うんだと気づきました。
前提と言うよりも世界観と言った方がいいのかな。
そんなことを話してみたいと思います。
今回はざっくり2つの世界観で分けてみます。
 
とはいえ本題には入る前に
何故こんな話をしようと思ったのか話をします。
それは
農業において必要以上の対立が存在するなぁと感じたからです。

それぞれの言っていることが個別で聞くと正しいなぁと思っても
それらが並ぶとケンカになっている。
本来、それぞれの立場で真剣によかれと思っているのにも関わらず。
すごく残念だなと感じてます。
まぁ、こういったことは農業に限らず
どの業界にも、どの世界にも存在するんですが。
とはいえ
全ての人間の共通事項である【農】や【食】について
ケンカするのはあまりにもナンセンスだなと思います。

なので、この戦争を終わらせにきました!

ドン!

すいません、そんな力は僕にはありません苦笑
(覇王色の覇気はないです。見聞色の覇気ならあるかもw)

ただ、少しでも無駄な対立が無くなること
そして農業に関心のある人が混乱しないよう
このブログに記録しておきたいと思います。
 
僕のブログは、農業の個別の事象よりも
マクロ的な視点から、いろんな事象を比較して分析することが多いかもです。
個別の専門的な話は、僕は苦手なので
そこらへんは優秀な方々にお任せして
できるだけ、山田独自の見解を話していきたいと思います。

ということで次回は後編。
どういう2つの世界観があるのか話してみます!

【自己紹介】
非農家でありながら、東京の八王子で農業系サービス事業を展開。
専門分野は都市農業の経営、都市部での小さな農、コミュニティ農業、農のある生活、キャリア視点から見る農などで幅広く農業を語っています。

【研修事業のご案内】
東京キャリアファーム
 https://tokyo-c-farm.com/
年間を通じて募集中(おススメは春の時期)
ZOOMによる講座を中心として
東京八王子を中心に現場での農業体験も行っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?