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「現実は厳しい」ことに思いを致そう。

過去問チャレンジ、最後の教科「中小企業経営・支援」の解説分析に取り掛かりました。

第4問の設問2で、リーマンショック後の中小企業の赤字企業の推移について問われました。
「きっと厳しいし、かなり酷いことになったはず…」と思い、
 ウ.2009年度の赤字の割合は約70%に達したが、2016年には約35%
   にまで低下している。
を選択しました。
正解は、イの2009年度は約50%、2016年度は約35%でした。

この解答を見て、「おお、半分に止まったんだ。そこまでひどいことにならなかったんだ…」って思ったんです。
でも、しばらくしてから、
試験勉強では数字だけど、実際、この時は多くの企業がリーマンショックの影響を受けてものすごく苦労をしてはず…と気づきました。
赤字となった企業も、赤字にならなかった企業も、一つ一つの会社は厳しい局面で経営していたんですよね、この時。

中小企業経営・支援では、各種調査結果に基づく統計データをもとにした動向についてが問われます。
これを勉強しようって思う時、過去問だとリーマンショックや東日本大震災の影響を起点とした特徴的な傾向がポイントになります。
今だと、さらに新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会的影響が統計的に表れてきているので、新たな動向を踏まえて考える必要があります。
もしかしたら、来年はウクライナ情勢の影響や、場合によっては国内の物価高や円安の影響なども含めた景況を問われるかもしれません。

そういうことを考えると、「あぁ、どんどん複雑になるし、困る」って思ってしまいます。
でも、僕にしてみると、問題に出てくる抽象化された数字や傾向や比較なんですよね。その変動因子が増えることで問題が難化することを憂いているだけです。

でも、これらは、実社会で起こっていることが数値化されたもので、問題に出される変化は、実社会においては様々な人が影響を被っている現実です。
その影響を受けて、絶望的な状況に置かれた人や、日々の営みが過酷になった人もいるでしょう。
問題が難化することを憂うレベルじゃないですよね。

各種の動向を少しずつ、理解して覚えていかなくてはなりませんが、その際は、その数字の元になった現実に思いを致すようにしようと思います。


現実は厳しい…っていうことについて、しょうもないことですが…。
昨日、過去問の勉強の仕方を少し変えよう…とプランを紹介していました。
その中で、「印刷した問題を捨てノートの左側にチョイ留めして」っていう案がありました。
でも、中小企業診断士一次試験の問題って、1教科当たり20から30ページあるので、ノート1冊で1教科ってことになるかも。中には1冊で収まらないのもあったり…。
ノートが勿体無いわけではないのですが、なんか過去問1つあたりにノート1冊充てるのが大層な気がします。
いいアイデアだと思ったんですが、現実は厳しい…かも。
とりあえず、やってみますが。

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