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シナジー

シナジー。
いい言葉ですね。

異なる要素が相互に関連することで、各要素の総和以上の効果・力・利が生み出されるというもの。
様々なところで、このシナジーは期待できますね。

経営理論においては、次のような整理がなされているようです。

販売シナジー
 販売組織や、流通経路、倉庫、広告などの共同利用による経済的効果
操業・生産シナジー
 生産設備や、原材料(仕入)、技術、製品開発などの共同利用による経済的効果
マネジメント・シナジー
 経営能力、管理能力の共同利用による経済的効

こういうビジネスの場だけでなく、人と人との関係においてもシナジーは生じます。
文化的なもの、芸術的なもの、スポーツ競技的なもの、人格形成や成長において…などなど。
ひとりで頑張るより、他者とともに取り組むことによって得られる成果は遥かに大きくなる…って感じ。

このシナジーが生じるには、二つ大切なことがあると思います。
ひとつは、個々の要素、個人が、強みなり何らかのものがなければならないということです。片方に何もなければ、他がいかに有力な力を持っていたとしても、シナジーは生まれません。

もう一つは、他との関わりにおいて前向きであり、信頼関係があるということです。
関わることに後ろ向きで信頼関係がないと、持っている力を出しきれないし、他の力をそのまま受け入れることができません。その結果、各々の力も出しけれず、まして相手の力を生かしてその力を自らの力を強化することができようもありません。

シナジーを期待されているにもかかわらず、全く発揮されない。
むしろ、互いに本来の力を発揮しきれない…ということも。

素晴らしいシナジーを生み出すために、この前向きさ、信頼関係…ということを意識することは必要不可欠です。

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