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ビジネスも教育も挫折なんて当たり前!

覆面ビリオネアからの金言を集める第4弾。
ちょっと番組のおさらい。

・原資100ドルから、90日間で100万ドルを稼ぐこと
・与えられるのは、100ドルと古いトラック、連絡先の入っていないスマホ
・正体がバレないように偽名を使うこと

これらのルールにのっとって、知らない街に裸一貫で乗り込んだ、億万長者のグレン・スターンズ。
この様子は、YouTubeディスカバリーチャンネルで全エピソードが無料で見られます。

この記事では、EP.4(第4話)から学びとったグレンの金言から教育によせて書いてみました。

1.覆面ビリオネアEP.4の金言三選

ビリオネアの語る言葉に耳を傾ける

初めて訪れた土地エリーで、当初、地ビールの醸造を手掛けるブルワリーを始めようと考えたグレン。
しかし、期限の90日以内では、ビール醸造のための許可が降りないことがわかり、断念。

アメリカンドリームの実現に挫折はつきものです。大事なのは、そこからどう立て直すか。わたしはこのまま突き進みますよ。

強い信念と決意のもと、地元のクラフトビールが飲めて、美味しいBBQを提供するレストランを開業するという計画に変更し、チームと共に動き始めるグレン。

開業資金とレストランのスタートアップのための準備を同時進行するハラハラドキドキのEP.4から得た学びは、次の3つです。

金言① CREATE SPACE FOR TALENT
有能な人材を見つけたら、チームにそのポストを探すこと。
金言② LESS IS MORE
的をしぼって、コンパクトにまとめること。
金言③ ”NO” IS JUST THE START OF THE CONBERSATION
「NO」という答えはあくまでスタート。

それでは、一つ一つ見ていきましょう。

2.適材適所 | あらたな発見、あらたな役割

ぴったりな役割があるはず

BBQの味を決める大切な役割ピットマスターの人選をする中、マイク、クリスティーン、クリートという3人と面談をします。

マイクとクリスティーンは、経験も実力もあり、実際に料理を食べ比べてみて決めようとなりました。

一方、クリートは、プロとしての経験が不足していることから、ピットマスターとしては役割不足ですが、彼の人柄やBBQのへの情熱から、チームとして価値のある人材だとわかります。

そこで、チームに新たなポストを作り、クリートをレストランの接客のチーフとしてチームメンバーに迎えることにしました。

CREATE SPACE FOR TALENT
有能な人材を見つけたら、チームにそのポストを探すこと。
なければつくればいい。

学校現場では、いろいろなチームが存在します。1年間にわたる長期的なチームもあれば、イベント、プロジェクトごとに作られる短期的なチームもあります。

特に学級経営においては、行事やプロジェクトごとに、短期的なチームを結成し、子どもたちに役割を担わせることが多くなります。

日頃、子どもたち一人一人のことを見ている学級担任は、その子の持っている力を引き出し、その機会に伸ばしてやりたいと願い、意図的にそのポストにつけることがあります。

時には、いつもだったら存在しない役割を、その子のために新たに用意することもあります。

遠足のしおりに、かわいい挿絵を入れてくれたAさん。
「劇団を作りたい」っていっていたBくんに、団長をお願いして、休み時間に講演したミュージカル。
「アヒル飼いたい」って言って家から連れてきたCくんを飼育員にして、クラスで飼ったアヒル。
料理好きなDくんに、料理長を任せて、お楽しみ会でした立食パーティー。
本好きなEさんに任せた学級図書司書。
・・・・・etc。

いろんなポストで輝いていた子どもたちがいたなぁ。

3.盛りすぎない | シンプルに、コンパクトに

「少ない方が豊かである」ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツ出身の建築家)

地元エリーのブルワリーと協力して、全国展開を目指すグレン。
そこで、町のクラフトビール業界の生みの親クリスのもとをたずね、協力を依頼します。

思いがあふれるグレンの口からは言葉もあふれ出てきて、もう止まらないといった感じ。
受け取った方のクリスには消化しきれません
結局、思いは届かずに、交渉は不成立になってしまいました。

そこで、ビール部門の責任者マットと一緒に、クリスへのプレゼンを再検討するわけです。

・地元エリーをたたえたい
・地元密着にしたい

この2点を強調し、そのために

・街のブルワーリーで作ったビールをレストランで提供したい
・グレンの出すレストランオリジナルのビールを作ってもらいたい

ということに的を絞って再交渉し、見事にクリスの協力を得ることができたのでした。

LESS IS MORE
的をしぼって、コンパクトにまとめることが大事です。無駄を削ぎ落とす。余計な情報を取り除き、自分の求めている事柄を明確にすることです。

これ、すごく分かります。
何かを新しく始めようというとき、学校では、年度当初の4月や各学期のスタートなんかによく起こることです。

モチベーションが高い状態ですから、やりたいことが次々と湧いて出てくる。そして、それも全部盛り込んじゃう
良かれとおもって、子どもたちや同僚に提案してみても、思ったように同意が取れないのです。

こんな経験を繰り返してきたので、これじゃいけないと、一度紙に書き出してみることにしました。
すると、やりたいこと、提案したいことの共通点や矛盾点が浮き彫りになってきます。

そして、だんだんと的を絞っていくことで、2つか1つの提案に絞られていきます。
ここまで整理がついてから、もう一度交渉してみると、うまくいくことが多くなりました。そこから、だんだんに拡充していって、最終的には、最初に思っていたことの全てが通ってしまっているなんてことも。

まとめ|"Yes!"を聴きたくて

"No"から"Yes"に。どう攻略するか。

今回の記事では、「挫折」という経験を経て、そこから立ち上がるための方策について、覆面ビリオネアep.4から学んだことを紹介しました。

ビジネスにせよ、教育にせよ、最初に考えていた通りに事が進むなんてことは、あり得ません。計画が頓挫する、変更を迫られる、なんてことは当たり前です。
そういった挫折から、いかに立て直すか、ということこそ、本当の仕事なのです。

それは、その先に見てみたい、成功だったり、だれかのYes!!を聞きたいということなのかもしれません。

”NO” IS JUST THE START OF THE CONBERSATION
「NO」という答えはあくまでスタート。ビジネスで成功するまでには、「YES」という言葉以上に「No」という返事を聞かされるものです。

これをあらかじめ覚悟しておくことで、すべてのことに余裕をもって取り組むことができ、見通しをもって仕事を進めることができます。

だって、その交渉がうまくいけば、自分にも、子どもにも、同僚にとってもいいことで、お互いにとってwin-winの関係になれるはずなのですから。

さて、覆面ビリオネアの方はといいますと、タイムリミットの90日のうち、半分の45日が過ぎました。

開店に向けての準備は、軌道に乗り始めましたが、肝心の開業資金を手に入れるための家の転売のほうがうまく進んでいません。
転売する家の修繕の責任者ドーンが切羽詰まっていたのです。
切羽詰まっているドーンをみて、グレンは自分が追い詰めてしまったと、深く反省します。

さぁ、グレンのチームは、これからどうなっていくのか、続きがとっても楽しみです。

続編▷EP.5から得た金言集⑤はこちらからどうぞ。

前編◀︎EP.3から得た金言集③はこちらからどうぞ。

👇全8話分の金言集をマガジンに集めました。


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