過去と未来をつなぐ再会|教育者たちの情熱と農業への夢
新規就農を目指して、来春から研修をスタートさせるハタセンです。
いつもは、教育×○○やマーケティング、農業経営のことなどをテーマに毎日一記事ずつ書いています。
2023年は、まもなく終わりとなります。
特別な日であるからこそ、何を書こうかなと迷ってしまいましたが、大学時代の友人との久しぶりの再会について、書き残しておこうと思います。
夕暮れ時の大阪駅、5年ぶりに大学時代の友人たち3人と再会しました。
私たちは、卒業後も時々ではありますが、機会を見つけては会う仲間ではあります。
今回は、おそらく5年以上ぶりの再会。
教育の現場での苦労話から、人生の選択に至るまで、様々な話題で盛り上がりました。
この記事では、そんな再会の一コマと、私たちが共有した教育への情熱、そして新しい人生の一歩についてお話ししようと思います。
3人はこんな友人
Aさん、Bさん、Cさん、それぞれが教育の現場で重要な役割を果たしていました。
Aさんは、教育委員会で人権教育の担当をしており、その重責の中での悩みや、アメリカ留学中の娘さんの話を聞くことができました。彼の目には、親としての誇りと、教育者としての責任感が見て取れました。
Bさんは、小学校の教務主任として日々奮闘しています。教頭試験に挑戦する彼の情熱と、若手教員への期待と懸念は、教育界の現実を色濃く反映しているようでした。
そして、Cさん。彼女も教務主任として若手の育成に頭を悩ませており、その真摯な態度が印象的でした。上を目指す管理職試験についてはあまり前向きではないようでしたが、彼女の仕事に対する情熱は明らかでした。
大学時代に各々が所属していた地質・天文・化学・理科教育研究室、についての思い出話で盛り上がりました。
学生時代、休憩時間に私の研究室に集まり、コーヒーを飲みながらよく語り合いました。そういえば、この時のコーヒーの味が、私のコーヒー人生の始まりでもありました。
教育現場の課題と議論
私たちの話題は、やがて教育現場の深刻な課題へと移っていきました。若手教員の悩み、教員採用試験の倍率、管理職試験、学校作り…etc。
特に、教育評価の問題点については、活発な議論が交わされました。
知識・理解、思考・表現・判断、主体的に学習に取り組む力という3観点での評価が教育現場に導入されてからもうかなり経ちました。
学校現場では、どのように評価されているのか。いまだに、それぞれの現場では決してうまく行っているとは言えない状況が続いています。
客観的な評価データとして、小学校現場では業者テストを用いられることがよくあります。
しかし、思考能力を評価する際に、業者テストをどう活用するのか?
ベテラン教員が減り、経験の少ない若手教員が多い現場では、どうしても業者テストに頼らざるを得ない現状があります。教員一人一人の主観が強く反映される評価方法には、公平性の確保が難しいのではないかと議論になりました。
4人が教師だからこそ、このようなことで熱く議論できるのは、楽しい時間です。みんな、いい先生たちだなぁってあらためてそう思いました。
人生の選択と将来の展望
教育現場での熱い議論の後、私たちの話題はそれぞれの人生の選択と将来の展望に移りました。
特に、私の来春からの新しい挑戦、新規就農への転身についての話は、友人たちにとっても興味深いものだったようです。
10年後、60歳になった時に何をしていたいかという議論が起こり、私は自分の思いを率直に伝えました。
再任用教員として教育の現場に留まる選択肢は考えられないと考え、新しいことを始めるには50歳が適切だと感じています。
農業に転職するという私の決断には、友人たちは驚きつつも応援してくれました。
彼らも現在の仕事に忙殺される日々の中で、自分自身の将来について真剣に考える時間がなかなか取れないという現実を打ち明けてくれました。
しかし、現状に甘んじることなく、自分が本当にやりたいことを見つけ、追求することの大切さについても話し合いました。
農業×教育という新しい分野に挑戦する私の計画に対して、彼らも興味をもってくれました。
これからの農業経営と教育の融合に向けての展望や、それに伴う課題についても話題にあがりました。
友人たちのサポートと応援を背に、新しい人生の一歩を踏み出そうと、あらためて決意したのでした。
まとめ|友情と新しい始まり
この久しぶりの再会は、私たちにとって楽しい時間となりました。
それは、長い間会っていなくても、会った瞬間に、あの当時の関係性に戻れたのは、我ながら驚きでしたが、それが、変わらぬ友情というものだなぁと感慨深いものがありました。
私たちが共有した時間、議論、そしてそれぞれの人生の選択についての話は、私の来春からの新しいチャレンジへの自信と勇気を与えてくれました。
農業という全く新しい分野に足を踏み入れることは、決して容易な道ではありません。しかし、友人たちの応援があれば、きっと苦しい時もがんばれると信じています。教育の現場を離れることは、終わりではなく、新しい始まりです。
年末、年始のこの特別な時に、読者の皆さんも古くからの友人との再会があったかもしれませんね。
私と同じように、旧交をあたため、新しいチャレンジへの思いを強くした方もいるかもしれませんね。
さぁ、2023年もあと数時間。
みなさん、良いお年をお迎えくださいませ。
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