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説得したいときは、相手にしゃべらせよう!

対人スキルを鍛えたい私とあなたのために、

この本からの学びを少しずつ共有していきます。
人間関係にお困りの私とあなたのお役に少しでも立てれば幸いです。
この本では、対人スキルを鍛える方法が

1.人を動かす3原則
2.人に好かれる6原則
3.人を説得する12原則 
(←今回の記事はココ)
4.人を変える9原則

太字は「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 目次のページより

の30原則にまとめられています。
今回の記事は、「人を説得する12の原則」の6つ目について書いていきます。

人を説得しようとして、自分がたくさんしゃべっちゃう
そんなことは、ありませんか?

私は、よくあります。自分の思いを説明しようとして、ついついしゃべっちゃう。そんなときほどうまくはいきません

今回の記事では、人を説得するときには、自分がしゃべるのではなく、相手にたくさんしゃべらせることが肝要だ、ということについて学んでいきましょう。

ついついしゃべり過ぎな私とあなたへ。

さっそく見ていきましょう。

1.相手にしゃべってもらうことの効果

相手を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。相手に充分しゃべらせるのだ。相手のことは相手が一番よく知っている。だから、その当人にしゃべらせることだ。

「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 6章

相手にしゃべってもらうと、ついついこちらもそれに口をはさみたくなってしまいます。
そんな時は、これを思い出しましょう。

良き聞き手にのみ、相手は心を開きます

相手がおしゃべりを止めるまでは、まだ何か話したいことを持っているはずです。
辛抱強く、誠意をもって聞く
それがコツです。

カーネギー氏は、「相手にしゃべらせる」ことの効能についてビジネス、家庭、交友関係、それぞれの場面で教えてくれました。

・アメリカの自動車会社が、内装用の織物類を仕入れるために、3社のメーカーを集めて説明してもらう機会を作りました。A社の担当者が喉頭炎こうとうえん のため、話すことが困難でした。見かねた自動車会社の社長がなんと代わりにそのA社の商品説明をしてくれたのです。社長は、その商品の味方に。見事A社が注文を取ったという話。

・娘の反抗期に頭を悩ませていたある母親。お説教したり、おどしたり、罰を与えたりしてもまったくききません。「いったい、どうしてなの?」という悲しげな問いかけに、娘はすべてを話し始めました。母親は、それをじっくりと最後まで聞き取り続けたことで、母娘関係は回復した話。

・仕事の手柄話を大得意で吹聴していた彼女ではありましたが、その同僚からは反発を覚えていました。そこで、彼女は、自分がしゃべるのをなるべく少なくして、同僚の言葉に耳を傾けるように心がけたことで、同僚からの信頼を得ることに成功した話。

このお話からも得られる教訓は、説得するには、相手にしゃべってもらうこととなります。

2.しゃべってもらうことで、否定的な考えが浄化される

人に動いてもらう時、良いことばかりとは限らず、懸念されることがもちろんあるはずです。。
その心配されることを自分でしゃべってしまうと、相手の不安を増幅させることになりかねません。

ところが、相手にしゃべってもらうことで、その懸念点にある否定的な考えが整理され、自然と自分の心から追い出してしまうようになります。

自分が良い聞き手でいられれば、相手がその話題にある利点と欠点をひとりでに整理し、心の中で計算し、欠点を改善できる案にまで考えを巡らせることができるはずです。

まとめ|説得したいときは、相手にしゃべらせる

今回の記事では、人を説得する原則について
「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 6章
から紹介しました。

人を説得する時には、自分がしゃべるのではなく、相手に心ゆくまでしゃべってもらいましょう。

そうすることで、提案されたことの懸念を相手がひとりでに整理し、解決策にまで考えがおよぶようになり、結果、自分に説得されてしまうということが起こります。

相手のいうことに意義をはさみたくなっても、我慢しなくてはいけない。相手が言いたいことをまだ持っている限り、こちらが何を行っても無駄だ。大きな気持ちで辛抱強く、しかも、誠意を持って聞いてやる。そして、心おきなくしゃべらせてやるのだ。

「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 6章

相手に心置きなくしゃべってもらうためには、自分が良き聞き手になることが大切です。

人を説得する秘訣。「相手にしゃべってもらう」こと。

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