好きなアルバム#6初めてのチャレンジ/ザ・チャレンジ
すっげえ好きです。
本人はこういう言い方嫌がると思うんですけど、本当にこれって「最大瞬間風速」だった。そもそも、「バンドやりてぇなあ」で始まったバンドの、初期衝動の強さっていうものは誰にも勝てないんだと思います。本人にも。
ただし、ザチャレの素晴らしさってポップでキャッチーな曲を正々堂々やること。ポップなバンドの音楽をやる上で必要なテクニックを全て持っていて、惜しげもなく楽曲に打ち込んでるのがすごくよい。ライブもそのまんまだから楽しいというね。
だから、「よくあるキャッチーな曲」「よく聞くポップなロック」なのにあざとくないんですよ。シンプルに狙い通りカッコいくて面白くて、あー面白かったって飲み込めるバンドなかなかいない。それは技術とハートが兼ね備えてるから。
初期衝動だけでやっていけなくなっても技術で動けるので、すごく持続性があるバンドだったと思うし、なにより「華」と「運」もあったバンドじゃないかなあ。ライジングサンでのあれこれなんか本来洒落にならない大事件という処理のされ方になるはずなのに、面白くなるんだもんなあ。
追伸 万が一ご本人様に届きましたら、以前ライブでやっていた「スノーライダー」の音源化、何卒ご検討いただきますようよろしくお願いいたします。