声優・花江夏樹さんがきっかけでオタクになった話を書こう
今年の春、ひとりの30代独身女が二次元オタクの世界へ足を踏み入れた。
きっかけはテレビ東京系列で放送している、朝の子供向け番組「おはスタ」。
このおはスタでMCを務めている「はなちゃん」こと声優の花江夏樹さんが発する御声に、心を奪われてしまったのである。
そもそもなんで30代独女がおはスタ見とんやって話なんだが、それは大好きなアイドルグループのメンバーが今年の春までおはガールをやっていたからだ。
残念ながらもう卒業してしまったのだけれど、その最後の出演日にはなちゃんが読んだお別れのお手紙が…それはもう…心に迫るものだった…!
リアタイ視聴は出来なかったのだけれど、後日SNSでその動画を目にする機会があった。
おはガールを卒業する子に対する感謝とねぎらい、そしてこれからを応援する暖かい言葉。
立派におはガールを務めたその子を、優しく見守ってくれたんだな…はなちゃんありがとう…
と思いながらお手紙を聞いていたのだけれども。
2回目に見返したとき、そのお手紙の深く心に迫る感動が花江さんの朗読の素晴らしさによるものだと気づいてしまった。
「えっ…こんなに手紙読むの上手い人いる……っ?」
そして堕ちた。
声優沼に。
花江夏樹さんのイケボ沼に深く堕ちた。
そこからはあれよあれよと、花江さんが出演しているアニメやゲームを片っ端からチェック。
元々ゲームは好きなので、まずは手軽にできるスマホゲームをいくつかダウンロード。
その中で最も刺さったのが「文豪とアルケミスト」だった。
花江さん演じる北原白秋は、初めての&今でも最も推している二次元のキャラクターである。
そしてちょうど花江さんコンテンツを漁り始めた頃にスタートしたのが、アニメ「鬼滅の刃」。
鬼滅の刃は今ものすごく人気なので説明するまでもないかもしれないけれど、主人公の竈門炭治郎を演じているのが花江さん。
実は当初、アニメを観るのはあまり気が進まなかった。
元々テレビが苦手で、30分もテレビの前にじっとしていられない。
ゲームは頭使いながら能動的にできるから好きだけど、アニメに限らずテレビ番組全般、受動的にただ観るだけっていうのがどうも性に合わない。
ただ花江さんが主人公役で、しかもアニメスタート前に花江さんご本人がかなり熱を込めて作品の良さを語っていたので「お試し感覚」で見ることにしてみた。
そして見事にハマった。
鬼滅の刃は映像や音楽も本当に力を入れて作っているのが素人目に見てもすごく伝わってきたし、ストーリーもとても良い。
Twitterなどでかなり話題になった19話は私もガン泣きで、1話から18話までは全てこの19話のためにあった…!と思わされた。
映画めっちゃ楽しみ!
鬼滅のことは語り出したら長くなるのでまた別の機会に。
しかしちょうどいいタイミングで花江さんが主演の素晴らしいアニメが放送されたことで、ますます花江さん沼へ沈み込む速度に拍車がかかった。
さらに花江さん出演コンテンツから芋づる式に他の声優さんについてもどんどん知識を得ていき、今は男性声優ラップバトル「ヒプノシスマイク 」にもどハマりしている。
CV花江さん以外のキャラで唯一推している二次元キャラクターがヒプマイの帝統。
この話も長くなりそうなので、また別の機会に。
直近では10/10リリースのアプリゲーム「剣が刻」にめちゃくちゃハマっていて、今やり込んでいる。
課金で2〜3万くらい使ったんだけど、基本スマホは課金しないでどこまでできるか追求する派なので、この額は個人的にかなりの冒険。
カードの請求が怖い。
それもこれも、花江さん演じる徳川光圀をガチャで引きたかったからなんだけど、課金時は引けなかった…
(その後、ガチャ引くアイテムを集めまくって執念で引いた)
あとは10月からスタートしたアニメ「星合の空」にもめちゃくちゃハマっている。
この作品はまだ2話までしか放送されていないのだけど、本当に面白い。
好みで言えば、鬼滅よりもこっちの方が好きだ。
上の動画の後半で出てくるのだけど、花江くん演じる桂木眞己くんが……
一見爽やかなスポーツアニメなんだけど、実際少しも爽やかじゃないシリアスなシーンが多くて、そのバランスが最高に絶妙。
鬼滅とはまた違った絵の美しさがある。
川辺のシーンのキラキラした感じとか、夕焼けの色とか。
2話見た時点で眞己くんのことをとても好きになってしまい、星が好きな眞己くんのために天体望遠鏡をプレゼントしたい気持ちでいっぱいだ。
最初に花江さんの手紙の朗読を聞いてファンになってから、実際まだ半年しか経っていない。
しかしすごいスピードでずるずると沼に堕ち、しかも毎日が日を追うごとに楽しい。
なんだこれ、最高か。
実はこの半年間の間に、二次元コンテンツに関わる仕事も始めた。
面接時に通された部屋の壁、花江さんが演じるキャラクターのポスターがどーんと貼ってあったのでテンションがブチ上がり、ここで働きたいという熱い思いをぶつけたら無事に受かった。
先輩オタクである友人にこの一連の話をしたら、オタクの世界に足を踏み入れてからののめり込み方とスピード感に驚かれつつ「元々オタクの素質があるんだね」と太鼓判を押された。
すごい勢いでオタク街道を全力ダッシュしている。
毎日がとても楽しい。
その情熱をひとりで抱えきれなくなったのでnoteのアカウントを新設した。
元々noteは使っていたけど、花江さんやアニメ・ゲーム・漫画などの話はその他の話と熱量が違いすぎるのでアカウントを分けることにした。
勢いで書いたのだけど「世の中にはこんなオタク女もいるんだな、ふーん」と思ってもらえれば幸い。
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