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Audirect Beam 3Plus 簡易レビュー

スペック

DACにES9281AC PROを搭載
Bluetooth通信規格SBC,AAC,Apt-x,Apt-x HD,LDACに対応
有線接続機能あり
3.5mmアンバランス 4.4mmバランスジャック搭載
デュアルアンプ
お値段 2.2万円

感想

DACだとDACチップの型番は明記されてるもののアンプチップはどこどこの…とかUSBコントローラがどこそこの…とかは書いてあることが少ないし、正直出音にめちゃくちゃ影響あるかと言われるとDACの型番より影響は小さいと思うので書いてて必要かなとか思ってた。
本製品の魅力は

  • 2万円台かつ国内正規代理店があるメーカーの中では4.4mmバランスジャックを備えていること

  • それぞれの操作に物理ボタンが割り振られていること

  • 3段階のゲインコントロール機能

だと思う。
自分は4.4mmケーブルに統一していて、FiiOのUTWS3を使っていた時代もあったがあちらは耳掛け型で小ぶりな耳だとフックが耳を通り越して自重でズレてしまい、動きながらの装着には向いていなかった。大きく動けないのに何のための無線化か。
サブ機にag Cotsubu For ASMRを持っているもののこちらも装着の深さが安定しない絶妙なノズル長で深く差すと音がくぐもり、浅く差せば安定せずと無線周りでは災難続きであった。特にUTWS3は適当に妹に売っぱらわせたせいで最大でも7000円の損をしている。

前の無線機の恨みごとはここまで、ここからはBeam3PLUSがいかに自分のニッチな需要にフィットしたかを語ろう。
クリップ付きのレザーケースはイヤホンジャックが下側に来る残念設計だが大抵のケーブルは1m以上あるので別に問題はない。むしろベルトに付けたときベルトが隠れるほどの服を着てもケーブルの取り回しに悪影響が出にくいのはメリットかもしれない。

出音

ゲインがLowとMid、Highで若干出音に違いがあるのかLow設定では中域と低域が少なく聞こえ、Mid、Highではどの音域もバランスよく聞こえたが、以前フラットと評されていたCelest Gumihoに対して高域が鋭すぎると感じたのでもしかしたらLow設定がフラットで、Mid,Highは低域寄りの出音の可能性はある。

ホワイトノイズ

手持ちの中でかなり敏感なReecho Summer(2022)を繋いだが、若干音の裏にホワイトノイズが混じっているような感じで、無音時にもホワイトノイズが流れるときが多少あった。とはいえ他のDACも同等で、普通の1DD機などではホワイトノイズなどは感じられなかった。Summerが敏感過ぎるだけと言えばそう。

有線接続

本機には無線機能だけでなく有線接続でスティック型DACにできる機能も備えているが、いるがBluetooth時と違い独立ボリュームがなく、再生機器側のボリュームを操作することになるのであまり使い勝手は良くない。ファームウェアでどうにかできると思うんだけども。
IC-CONNECTさん、どうにかしていただけませんか

総評

個人的には買ってよかった。とはいえ予算に余裕のある人だったら倍近い価格だけどBTR7の方がガジェットとしての使い勝手はいいと思う。クリップ付きケースでもジャックは上向きだし、有線でもボリューム独立だし。
比較的手ごろな価格、派手過ぎない出音、2万円台で4.4mm出力のBluetoothアンプを求めてるなら急げ!

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