【MEMEME×SNOW SHOVELING対談】ひとり時間の必要性~ひとりでいることと他人と関わること~
僕の存在を証明してくれるのは僕以外の誰かでしかない
視聴者:ひとり時間が好きで逆に他人と過ごすことがしんどくなっています。うまくバランスを取る方法はあるか?社会との関りもなくなっていっている気がする————
晴さん:質問をしてきてくれた方は、他人と関わりたくないから個人に逃げ込んでしまっている状態なのか、もしくは、本当に居心地が良くてひとりでいるのかな。それによってこの質問の意味合いが変わってくる。
他人と過ごさなければいけないという強迫観念から他人と過ごして疲れるならそのままでもいいと思うけど、
他人と過ごすのが怖いとか、誰かから傷つけられるのではないかっていう気持ちから個人で過ごしているというのはいい状態ではない。
他人が敵になっていなければいいと思う。他人を敵視していないということ。
僕も昔はそういう(他人を敵視している)所があった。自分を偽らないといけないとか、傷つくかもしれないとか、他人と関わる上でそういう発想が心の中にあった。
他人は敵だとか、人から傷つけられるものだという考え方の整合性が取れなくなっていた。
興味がないことに対して無下に扱ってしまったりとか、差別したりや排他的になっている時に、自分のことは許しているのに人のことは許せていない自分に気づいたときに何だ俺って恥ずかしかった。
だからそういう(他人を敵視してしまうような)人は他人への理解を改めていく必要がある。
それに気づいてから他人に対して興味を持って、なぜこの人は人のことを褒められるのだろうとか、なぜ面白いことが言えるのだろうとか、興味を持っていった。観察力と好奇心からだとは思うんだけど。
中村さん:聞く耳と目を養うってことだね。
晴さん:そうだね。そこから他人と関わる上で何かを恐れるということはなくなった。
中村さんはどうですか?
中村さん:僕はうまくバランスをとる必要性がないと感じているのならば取らなくてもいい。
ただでも僕は、人間は一人では生きていけないと思っているので。本当に一人で生きていけると思っているのであれば、一人で好きなように生きていけばいいだろうけど、僕自身がそうは思わないので。誰かと関わらなくてはいけない。
ひとりの時間だけが自分の人生を占有してしまうと、わがままな裸の王様みたいになってしまう。
自分の意見や考えに対してyesじゃない人を否定し始めて、他人の意見を聞かなくなる。そうすると、ただのジャッチマンにしかならない。それはその人にとって損失になる。
もし(質問してきてくれたご本人が)、人は一人では生きていけないということに同意してもらえるならば、誰かと関わらないと生きていかなければならない。
自分がどれだけ面白いことを知っていて、どれだけ世の中の真理を知っていたとしても、他人とシェアしたり、他人から疑問をもらったりしない限り価値になっていかない。僕の存在を証明してくれるのは僕以外の誰かでしかない。
そういう意味では、他人と繋がっていった方が、面白いことは起こっていくんではないかなと。
しんどいことはしなくてもいいけど、自分を知るのは自分以外の誰かとのことから面白いことは起きる。
インスタライブを聴いて
ジャッジマン—————
中村さんが放ったこの言葉が、最近自分の世界に篭りがちだった自分に刺さる。
部屋にも自分の殻にも頭の中にもこもりがちだった僕に何かヒントをくれるようだった。
最近の自分はというと、自分以外の誰かと関わることで生まれる偶発的な産物というものに腰が引けていた。
マスターベーション的に自分の世界観に浸り、自分の世界観だけで物事を判断し、自分の中で完結しようとしていた。
外野から野次を飛ばすように、外からモノを判断しているだけだったと思う。
まさに自分の価値を自分の力で証明しようと、もがいていた。
でもどこかに疑問を感じていたし、一人の世界で楽しむということにも限界を感じていた。
もちろん一人の時間というのは自分の心を守る上でも大切。だけれど、バランスというのも大事だなという事も同時に感じる。
自分だけの時間と他人と関わる時間の比重というものがだんだんと個人へと傾いていくのを感じる中で、その分自分の知らない世界を知れる冒険心というのも薄れていったかもしれない。
この世界はバカと天才以外1人では生きていけない
外に出ることで自分の脳みそで考えられること以外が降りかかってくる。
主観では認識できないところを、自分以外のものと関わることで認識する。人生の楽しみ方とは、本来そういうものだろう。
それを改めて肝に銘じて今を生きていきたい
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