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【名言を読む】心に響く野村監督の『ことば』

「王や長嶋はヒマワリ、私は月見草」

有名な野村監督のことばです。

陽のあたる「読売ジャイアンツ」でファンの注目を浴び、大活躍をする戦後のスーパースターの王さんと長嶋さん

一方、パリーグ初の三冠王、通算本塁打数歴代3位、本塁打王9回(パリーグ最多記録)、打点王7回、年間MVP5回(パリーグ最多記録)『※野球成績の出展:Wikipedia』。こんなにも数々の輝かしい成績を残し、押しも押されぬ日本球界を代表する選手でありがなら、王さん、長嶋さんに比べると地味な存在に見える自分の身を嘆いた「ボヤキ」だったのでしょうか?

僕は子どもの頃から野球を見るのが大好きです。

しかし、ヤクルトの時代の野村監督は「ID野球」よりも、こんな「ぼやき」が頻繁に報道され、陰気な感じが拭えず、正直いうと好きではありませんでした。

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そして、2年前の監督の訃報の際、教えを受けた元選手達は異口同音に偉大な監督だったと言い、人によっては報道のカメラを憚らすに涙を流しておりました。

「こんなにもたくさんの野球人の心に残る人だったのかー」

と感心した僕は一冊の本を買い求めたのです。

この本は大当たり!買って大正解でした!!

本当に大袈裟ではなく、野村監督が残した数々の名言が山盛り出てきます。

ネタバレのようですが、いままでもこの本から言葉を引用し、たくさんのツイートを作成しておりまして、これなんかは「まさに!」です。

そして、なんと言っても心に響くのはこの箇所です。

「成功体験を捨ててこそ、壁は乗り越えられる」

具体的にはこのことでした。

もし、自分のレベルをより引き上げたいと思っている人がいたとしたら、私は「成功の体験は捨てなさい」と助言したい。飽くなき探求と向上心こそが、己を高めてくれるのだ。

「上達の技法」 野村克也 日本実業出版社

自分のことで恐縮ですが、さらにレベルアップをと取り組んでいる僕の「読むこと」「書くこと」。リアルの仕事でも、SNSでも、成功とは呼べぬまでも、ここまでやってきた自負を「捨ててかかれ!」と叱咤激励されているかのようでした。

そして、そのページを一枚めくると書いてある「墨書」されたこの言葉が心に刺さります。

「覚悟に勝る決断なし」

やはり何ごともスタートラインに立てるのは「腹を括ってから」のようですね。

それではまた。


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僕はもっぱら本は「紙派」ですが、調べモノをするときにはAmazon Unlimitedを使っております。Kindle電子書籍リーダーと組み合わせると「最強」ですよ。


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