【10年、その先と。3年で入れ替わるファン】
「ファンは3年で入れ替わる」と言う言葉がある。
だいたい3年で入れ替わる。
言葉を変えれば、3年で離れていくとも言える。
私達、人間の体も細胞や血液が循環し
入れ替わるように、出逢いと別れも繰り返していくのは、ごく自然な、自然現象かもしれない。季節が移りゆくように、人の気持ちも人生も移りゆくものだから、、。
そうは言っても、長く活動している
アーティストのファンの中には3年で終わらず、5年10年15年と見続けているファンが実はいたりする。
これってすごいことです。
実は
蓮音まゆにも10年見てくれてる人もいる。
びっくりでありがたく、うれしいご縁です。
お互い生きていることも、飽きずにまだ歌を聞いてくれているけとも奇跡のようなときの流れとご縁です。
でも10年前にやったワンマンのときにいたお客さんが、今、私がワンマンやったときに何人いるかと言ったらほとんどいないかもしれない。
いや、意外といるかな、、いや、、でも、
5人くらいかな、あとは、もう新しく出逢ってくれた人になるかもしれない。
10年前
渋谷スターラウンジに来ていたお客さんいますか??
数年前、ワンマンライブやったとき
20年くらいの付き合いのお友達(まゆち、というあだ名をつけてくれた友達、ワンマンとか、でかいライブには来てくれる)
が、前のワンマンにいた、お客さんあの人やあの人はいたけど、あとは知らない人、新しい人ばっかりになったと話していた。
そうだね、確かにそうだと思う。
10年前にいた、なんとか掻き集め、来て頂いた数十人の人は、確かにもういないと思う。
3年前にやった初台ドアーズのワンマンライブ。
そして、次にやるワンマンなら
バンドメンバーも違えばお客さんも違うだろう。
でも、それは、蓮音まゆだけでは無く
長く活動しているミュージシャンなら
それが、自然なことかもしれない。
しょうがないことかもしれないな。
今、いる人が、新しく出逢った人が
3年後まだ、ライブをみていることは、
そもそもが、稀なことなのかもしれない。
今度10年来の付き合いのミュージシャンたちと3マンライブをやることになった。
あのとき彼らのライブにいたお客さんは、まだいるだろうか、あの人はいるだろうか、あの人も?
何人かはいるかもしれない。
ああ、、まだ居てくれた、そう思うかもしれないと同時に、きっと
知らない人ばかりだな、そう思うだろうと思う。
有名な漫画家さんの言葉で
『読者は5年で入れ代わるもの』それが長期エンタメのセオリー。
だから僕は読者をあまりファンと呼ばないようにししていた。
いつか去っていく人達だと自分に言い聞かせてたからです。『おごるな』と
だけど、気づけば10年20年見続けてる人がいたって話がある。
ミュージシャンもクリエイターも
ファンは、ずっとはいないものだという覚悟がある。
去っていくもの。
私は、これは自然の摂理のようなものかもしれないと思う。
同じものをずっと好きでいて、愛し続けるって難しいものだと、私は思う。
でも、音楽をやり続けている人がいる。
変わらず、音楽を聴き続けている人がいる。
私もまた、音楽だけは、ずっと離れずに
ずっと私の人生の中にいる。
きっと、この先も音楽は、私と共にいる。
出逢いと別れを繰り返しながら。
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