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【神様はいるんだって信じたいけど、神様なんていないって思うことがある。】



数年前、衝撃的なニュースが飛び込んできた。

神様がいるかいないかの話はここではしないけれど、まあ、いると思えばいるし、いないと思えばいないものなのかもしれない。

その衝撃的なニュースは、
アフガニスタンで長年、現地住民の生活環境の改善に尽くした日本人医師の中村哲さん(73)が4日、現地で銃撃され死亡した。というニュースだった。

それまで、中村さんのことは知らなかった。
でもよくよく調べてみると、中村さんは
とても素晴らしい人だった。

中村さんは医師なんだけど、そもそも、みんな汚いお水を飲むしかないから治る病気も治らないっていうんで、アフガニスタンで井戸の建設などをしていたり
診療所を作ったりしていた人だった。


清潔な水がなくコレラなどの感染症に苦しむ人々のために、井戸や灌漑(かんがい)設備の設置にも力を入れていた人だった。



そんな人が、車に乗ってたら、急に銃撃されて、あっけなく殺されてしまった。

理由は、よくわからない。


知らない人だったのに、とても悲しかった。
知らない人なのに、もっと
生きていて欲しかった。


だけど、私は思った。
そんな人でも、殺されちゃうなんてことがあるんだ。
そんな素晴らしい人でも? 

それじゃ、まるで
神様っていないんじゃないかと思う。


でも、まあ、私は中村さんのことをよく知らなくて、井戸や診療所作ってたって
ことしか知らないんだけど、
素晴らしい人だと思ったのです。
情報は少ないけど、素晴らしい人なはずだと思ったので、、
そんな人でも?
そう思ったのです。


でも、世界はある意味
平等だ。

いいひと、わるいやつ、
えらい人も、聖職者、大統領、資産家だって、神に仕えるものだって
宗教の教祖様だって、王様だろうが
お金を持っていようが、お金を持っていなかろうが、
平等にみんな
必ずいつかは、死が訪れる。



そんなとき、自分の
森は生きている
という歌を思い出した。

そのときだけ、こっそり中村さんのことを考えながら歌った。
そのときだけ何故か、そんな感じだったんだ。



生命の終わりはわからない。
誰にもわからないんだよなあと
思ったのでした。
生命って儚い、生命って難しい、
生命って不思議だね、生命って美しい。

今日も生かされている、生きよう。





http://hasunemayu.jimdo.com/

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