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白黒つけなくていい、「様子見」でいいんだよね。

「様子を見る」って、物事の判断を先送りしているだけで、後ろ向きな考え方だと思っていました。

でも、白黒つかない問題に関しては、「様子を見る」ことが最善策かもしれない、って思うんです。

体の不調があって病院に行った時、お医者さんから「とりあえず様子を見ましょう」って言われることがよくあります。

患者としては、病気か病気じゃないのか、ハッキリさせたいところ。できれば、病名や病気の原因、治療法まで知りたいと願います。

でも、一度の診察でそこまでハッキリするのって、なかなかない。あっても虫歯くらいですかね。

じっくり様子を見ることで、気づくこともある。

様子を見ることから逃げないようにしたい、と思いました。

・・・

娘のことで相談があって、担任の先生と電話をしました。先生が親身になって話を聞いてくださり、気づけば「子育ての悩み相談室」状態。

「お母さん、なんでも白黒つけないでいいんですよ」

「学校と家庭で、できることを探りながら様子を見ていきましょう」

担任の先生に言われ、ハッとしました。

白でもない、黒でもない、どちらでもない、世の中はそんなことばかりなのだ。

教育なんて、まさにそれ。正解のない問いに立ち向かうのは親だけではありませんでした。学校の先生だって毎日悩んで、考えていらっしゃいます。

白黒つけようとしているから、こんなに苦しかったんだ。

「様子を見る」でいい。

そんな風に思えたとたん、目の前がひらけたような気がしました。

・・・

どうやら私は、決めつけ白黒ハッキリさせないと気がすまない性格のようです。

どちらかといえばおおらかな性格だと思っていたのですが。血液型もO型ですし。

歳を重ねるごとに、これはこうじゃなきゃダメ!みたいな“決めつけ”思考が強くなってきた気がします。

「様子を見る」ことで、自分も、周りもラクになるのかもしれないですね。

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