今後のサッカー界を引っ張っていくであろう4人の若手たち

キリアン・ムバッペ

フランスのクレールフォンテーヌ国立サッカー養成所が生んだ超スポーツエリート。

陸上短距離走者並みのスピードに、テクニック、ドリブルスキル、シュート精度が振り落とされずに乗っている。
大柄ではないがフィジカルに優れ、巨漢相手にも簡単には競り負けない。攻撃的なポジションならどこでもこなせる柔軟性や、味方との連携の巧みさも魅力。まるでゲームの世界から飛び出してきたかのような異次元のアタッカーである。

スター揃いのビッグマッチでも彼の存在感は際立っており、レベルの違いは一目瞭然。
現在、世界で最も市場価値の高いサッカー選手とされている。

アーリング・ハーランド

ムバッペと共に今後のサッカー界を牽引すると言われているチート級ストライカー。
「デカい」「速い」「上手い」「賢い」の4拍子が揃っており、ドイツ・ブンデスリーガだけでなくUEFAチャンピオンズリーグでも驚異的なペースでゴールを量産している。

猛スピードで走り、フィジカル自慢の相手選手を弾き飛ばし、世界最高峰の威力を誇る左足シュートを正確に叩き込む。
意外にも動きが軽快で、イブラヒモヴィッチのようなアクロバティックなシュートも得意とする。さらにはポジショニングや駆け引きも上手く、まさに「ぼくがかんがえたさいきょうのストライカー」という感じ。ヘディングや右足の精度には改善の余地がある(と本人も認めている)が、どちらもメキメキと上達している印象を受ける。

ちなみに、魔人ブウのような見た目に反してインスタの投稿は結構ユルい。フォローしてみては。

ドゥシャン・ヴラホヴィッチ

数年前から「サッカー界を引っ張っていくだろう」とされてきたムバッペとハーランドの二大巨頭に、突如として食い込んできたピクサー顔の大型ストライカー。

強靭なフィジカルとスピードを併有し、ポストプレーや単独突破など様々なプレーで輝ける今時のセンターフォワード。
中でも左足シュートのパワーと精度は圧巻で、直接フリーキックを蹴ることもできる。また、瞬発力やゴール前での駆け引きにも長けており、似た特徴を持つハーランドとたびたび比較されている。

元イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォンは、彼を「ハーランド、エンバペと並ぶ世界最高の若手選手。何か違うものを持っている。長身とダイナミズムを兼ね備える“9番”の進化系だ」と絶賛している。

ペドリ

東京五輪にも出場したので知っている人は多いだろう。スペインから久々に登場した別格の天才。
そのあまりの能力の高さから、クラブ、フル代表、U-24代表の全てで酷使重宝され、バルセロナから特別に2週間の休暇を与えられたことでも話題になった。

まるで敵味方の位置を完璧に把握しており、数秒先が見えているかのようにプレーするのが特徴。加えて、華麗なテクニックと意外性のあるパスでピッチに花を咲かせることもできる。
そのプレースタイルから「イニエスタ2世」と呼ばれているが、本人もイニエスタに強く憧れ、髪型を真似しようとして父親に止められた過去を持つ。

なお、イニエスタと共にバルセロナで一時代を築いたシャビ(現バルセロナ監督)からは、「彼以上の才能の持ち主はいない」と最大級の賛辞を送られている。