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スゴい小説を5つ、紹介するよ!

※ネタバレはありません 1、 「人間失格」 太宰治 自分なりの書評 日本文学史に残る超傑作。主人公は歪んだ思想の持ち主で、人として失格かもしれない。しかし、内気な優しさがあったり、もどかしいほどに不器用だったりと、一概に嫌いになれない面もある。彼以上に「人間失格」な人間などいくらでもいると思うのは僕だけだろうか。 この作品の読者は、奇抜なストーリーや巧みな表現力だけでなく、太宰の鋭い人間観察力と文章力の助けを借りて世の中の理不尽や人間の闇をも味わうことができる。その不思議

純粋にクオリティだけで選ぶ、アニメ「名探偵コナン」の傑作回 (11エピソード)

※あくまでも個人の感想です ※ネタバレはありません ※放送日順に並べています ※一部作品はYouTubeの名探偵コナン公式チャンネルにアップされています 第11話 「ピアノソナタ『月光』殺人事件」  【どんでん返しと悲劇的な結末】王道中の王道。この回を観たことのないコナンファンはまずいないだろう。 ピアノソナタのような芸術作品をモチーフにした連続殺人はミステリーによくある設定と言える。しかし、このエピソードは「あるある」のままでは終わらない。終盤に鮮烈のどんでん返しが待って

貧乳の倉科カナ (副題:発想や感情を頭の中に留めることの重要性について)

大学のゼミの先輩に、倉科カナによく似た女性がいた。(ここでは「R先輩」としておく) 倉科カナは抜群のプロポーションの持ち主である。 対して、タイトルにもある通り、R先輩は貧乳だった。ルックスが酷似している分、胸の大きさの差が一層際立っていた。 「貧乳の倉科カナだ…」みっともない告白になるが、僕は内心でそう思っていた。 ところで、僕とゼミの同期たちは、定期的に何度か飲み会を開いた。 そこでは当然先輩の話もしたし、R先輩についても言及した。 そこで出てきたコメントは 「R

好きなものを人に「推す」とき、本質から外れたポイントをアピールした方が良いこともある

中学生の夏。 僕は、部活の合宿で長野県に来ていた。合宿と言ってもキツいものではなく、毎朝の湖一周ランニングを除けばとても自由で、「楽」なものだった。 夜は特に楽しかった。古風な旅館の狭い部屋に、男子が6人。部屋割りは自分たちで決められたので、ルームメイトは皆、仲の良い友人。楽しくないはずがない。 まだスマホが普及していなかった当時、僕らはクラスのマドンナの話をしたり、アイドルの写真集を見たり、学校の愚痴をこぼして盛り上がったり、サッカー日本代表の試合を観たりして、存分に

僕が仲良くしたい人

昔、よくツイッターで「蓮は頭のいい奴としか仲良くしない」と陰口を叩かれた。 しかし、これは間違いだ。 僕が仲良くしたいのは、頭のいい人ではない。 金持ちでもない。美女でもない。 もっと大切な要素を備えている人だ。 社会人になって間もない頃、2ヶ月間の研修があった。日本中の支社から同期が集められた。大卒でない人も多かった。 僕は、彼らとすんなり親交を深めた。共通の趣味がなくても、会話は弾んだ。いつも会うのが楽しみだった。そこに学歴の壁など無かった。研修を終えて散り散りにな

僕が思う、読むべき、読んでほしい本8冊

学術書・自己啓発書知的複眼思考法 苅谷剛彦内容紹介(Amazonより) 常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く、それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みとる力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にしてこそ、自分の頭で考えていくことができる。ベストティーチャーの奥義!! 僕なりの書評 賢い人の

バラエティを見て有名人に批判リプを送るのは控えよう。有名人に対してでなくても、批判を直接送る時は慎重になろう。

バラエティ番組を見て有名人に批判リプを送る行為についてバラエティ番組で見た芸能人やスポーツ選手のアカウントに、批判や誹謗中傷を送る人がいる。 分かりやすい例として、クロちゃんを使用させていただく。 クロちゃんこと黒川明人氏が番組内で変態行為を働くのは、水曜日の恒例行事だ。 これに対する反応は概ね3つに分かれる。 ツイッターを見ているとわかるが、大半の人は「クロちゃんそれはアウト」「黒川明人ヤバすぎwww」とツイートするに留める。 また、心の中で「キモっ」と思うだけの人も

僕の思考体系のまとめ

今回、僕の思考体系の軸(骨格)となる部分を、まとめて言語化することにした。 以下に記述する内容は骨格であり基礎であるので、わりかし客観的かつ普遍的なものになっており、色々応用が効くと思う。 本当ならば思考法の全てを片っ端から書きたいのだが、本1冊分くらいの分量になってしまうので骨格部分のみに留める。参考になれば幸いだ。 さて、僕の思考体系の骨格は、3つの段階に分けられる。 1、流されないこと これは思考の前段階と言える。思考というよりも「意識」のレベルか。だが、この意

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江戸川乱歩の名作を画像形式で紹介

周囲の人の重要性と、読書の重要性について。

人の知性に関して思うことがある。 人の知性は、残酷なまでに周囲の人間に影響されるということだ。 類は友を呼ぶ。仮に同等の教育を受けていても、周囲の人間の知性に差があれば知性にも差が生まれてしまう。僕はそんな例をいくつも見てきた。 エマーソンの「学費を払う相手は先生だが、実際に私の息子を教育してくれたのは生徒たちだ」という言葉は実に見事に真理を突いていると思う。 では、周囲に知性の欠ける人間しかいなかったら人生詰んでいるのか。そんなことはないと思う。 対策は2つある。

私は猫になりたい

こんど生まれ変わるならば、私は人間にはなりたくありません。 どうしても生まれかわらねばならないのなら、私は素敵な家庭で飼われる猫になりたいと思います。 飼い猫は、家の中でゴロゴロして、外を観て、たまに飼い主に甘えて、ちゅーるを貰うのが主な1日の過ごし方です。そこには何の心配もありません。飼い主がいないときに少し寂しくなるだけです。 飼い主のことを好きになり、甘えることが仕事とさえ言えます。ですが、サボっても怒られたりはしません。 自然体で静かに生きているだけで、皆が愛

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オススメのチューハイトップ10

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僕の大好きな映画たち

錯覚することなかれ。世の中の大半の人はまともだ。

昨今のニュースを見ていると、低俗な人々ばかり目にする。店員を怒鳴りつける人、店頭に貼られている日本語を理解できない人、病院関係者に嫌がらせをする人、「お金にコロナが付いてるかも」と言って銀行員を困らせる人、etc… また、ニュースを見ずともツイッターでは毎日低俗な人々を目にすることができる。思想に脳を支配されて意味のわからないことを言い出す知識人、それに賛同する信者、平気で他人に悪口雑言を送りつけるキッズ、芸能人や一般人の悪口で盛り上がる性格の悪い界隈、etc… 嗚呼、社会