過去と向き合う。
就活に向けて自己分析してたら、
小学生の頃くらいから学生時代までを振り返って、今の自分に最も影響していると思うエピソード
というテーマが出てきた。
書いているうちに結構な分量になったから記念にnoteに残しておこうと思う。
たぶん人生で初めての挫折経験。
中学2年生、私は不登校になった。
それまで何をしてもある程度の段階まではそつなくこなせていた。
事の始まりは中2の夏。
習い事のバレエと、強制的に入らないといけなかった部活との両立が上手くいかなくなった。
バドミントン部に入ったが、小規模校だったため同期は4人。そのうち2人は経験者、もう1人は初心者だったが上手で、入部当初から劣等感を覚えていた。
発表会前は、ほぼ毎日バレエの練習があったため、日程が被り部活を休むこともしばしば。そうしているうちに足が遠のき、開く一方の実力の差がしんどくなってきた。
そんな中バレエの発表会直前で足首を捻挫。本番はなんとか乗り切ったものの、靭帯が伸びてしまって、部活には参加できなくなる。
正直ラッキーだと思った。それぐらいもう部活に行きたくなくなっていた。
これが夏の終わり頃。
秋になると、前々から感じていた人間関係の悩みも深刻化してくる。特別気が合う子もいなくて、1学年1クラスしかない学校でこの子と合わなければ他の子ということができる選択肢もなかった。
部活に行っていなかったため同じ部活の子とも気まずい。徐々に体調が悪化し始め、早退、遅刻、保健室登校を繰り返す日々。
教室に入れない。教師はなんとか教室に行かせようとするも、ドアを開けた瞬間にザッとクラス全員が振り返り刺さる視線、「あ、来たんだ」というような悪気のない発言にさえ怯え教室に入れなかった。
徐々に、そこまで体調が悪くなくても学校に行くのが辛くて仮病を使うようになった。
それまで優等生で生きてきてしまった弊害か、学校に行きたくないという道を逸れたようなことを親に言うことができなかった。
後にバレる。親ってすごいね笑
どうしたら学校に行けるようになるか両親も初めは試行錯誤していたが、最終的には「無理に行かなくていいよ」と言ってくれるようになった。そこからはだいぶ楽になった。できる自分ではなく、ありのままの自分を受け入れてもらえたことに安心した。
それでも高校受験を控える時期になると、これからどうするかということと否応なしに向き合うことになる。
テレビを見ていても、本読んでいても、頭の片隅には将来のことがよぎる。
私はこれからどうしていくのか。どうしたいのか。
時間はかかったが、夢を見つけた。
この狭い世界から抜け出したい。
知り合いが誰もいない遠くの高校に行こう。
そこで心機一転新たな人生を生きよう。
好きな英語を磨ける環境に身を置こう。
留学なんかしちゃったりして。
言語を学ぶことは、私を広い世界へ連れ出してくれた。
この時踏み出した一歩が今の自分を作っていると確信している。
言語が好きなのは、話せる言語の分だけ繋がれる人が増えるから。
私の生きる世界は一つじゃなくていい。この世界で上手くいかなかったら、他の世界に逃げることができる。
言語は選択肢を増やしてくれた。
少し話は逸れたけど、この経験から学んだことは、
・完璧じゃない自分に気付き、それを認める努力をしたこと
・一人で抱え込まないこと
・意外と味方はいること
・世界は広いこと
とかかな
振り返ってみると、人生で一番悩んで自分と向き合った時間だったなあ。
あのときの私が悩んで、悩みながらも答えを出してくれたおかげで、今は楽しくやってる。
ありがとう、2016年の私。
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