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【買ってよかった】赤ちゃんの調乳準備

赤ちゃんのミルクづくりで使うお湯。
70℃以上のお湯を保温し続けるポットもウォーターサーバーも持ってないご家庭が、ミルクづくりのためだけに購入(契約)するのは、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。
毎回ヤカンやケトルで沸かすことも出来ますが、夜間授乳の度に起きてから沸かすということでは時間がもったいないです。
そこで我が家では、「登山用保温ボトル」を使うことにしました。
本記事では、外出先でも大活躍の「登山用保温ボトル」の魅力を、ご紹介します。



これを使っています

購入したのが数年前ですので、型が変わりましたが
我が家ではこちらのメーカーとサイズのものを愛用しています。

900㏄、750㏄、500㏄とありますが、我が家は一番小さい500㏄を愛用しています。



必要最低限の重量で複数回調乳できる

登山用保温ポットと同じような商品として一般的な水筒がありますが、下記のグラフの通り、複数回お湯を使うと70℃以上を保っていられません。

(詳しい検証結果は、別記事にて記載しています)

水筒は、直接大人が飲む温度としてあたたかくちょうどよい温度に保たれますが、調乳に必要な70℃以上を保つには登山用保温ポットが最適です。

もともと我が家には350ccほど入る水筒がありましたが、一度調乳するとその後70℃以上での保温ができないため、授乳期の外出には使用できませんでした。
また水筒でも900㏄等大容量のものになると保温時間は延ばせますが、重さが増えます。
ただでさえ、おむつや着替え、おしりふき等、荷物が多い中で少しでも重さを減らしたい時には、デメリットとなります。

そのため、必要最低限の重さで複数回調乳できる登山用保温ポットがおすすめなのです。
(経過時間による詳しい温度変化検証は、別記事にて公開予定です。)



70℃以下でミルクを作ってはいけない

粉ミルクは、粉の状態・溶かした状態のいずれにもごく微量に「サカザキ菌」という細菌が入っていることがあります。

ヒト・動物の腸管内や、果実・野菜からも検出されることがある菌です。
厚生労働科学研究によると「市販の乳児用調製粉乳333gから1個検出」と報告されています。
また乾燥した粉ミルクの中で長期間生存することが可能と言われています。

このサカザキ菌によって、乳児(1歳未満の子ども)は「敗血症」「壊死性腸炎」「髄膜炎」「新生児脳炎」などを発症することがあり命にかかわります。
(ただし成人が感染した場合は軽症とされています)

WHO(世界保健機関)が、このサカザキ菌については「71~72℃に加熱すればおよそ0.7秒ごとに10分の1の数に減らすことができる」との発表を行っていることから、殺菌のため必ず粉ミルクの調乳は70℃以上のお湯を使う必要があるのです。



夜間でも外出先でもおすすめ

70℃以下だとサカザキ菌を殺菌できないので、ヤカン・ケトルを使ったり、置き型保温ポットやウォーターサーバーを使うことも可能ですが、出先や寝室ではどうでしょうか。

お散歩や健診通院での外出でも、調乳が必要となることは多いです。
ちょっとした旅行はどうでしょうか。
また夜間授乳の度に、寝室から出てお湯を取りに行くのは大変です。

そんな時、この保温ボトルに熱湯を入れておけば、数時間は70度以上を保つことが出来るので、心強い味方になります。
我が家では、満杯の500㏄を入れてから3回(最長9時間)はミルクを作ることが出来たので、お出かけ・旅行・夜間授乳にと、たくさん活用していました。



今も使っています

ミルクを飲まなくなった今でも、ピクニックでコーヒーやお茶を入れて使っています。
ポット内の温度変化が少ないので夏は冷たく/冬は暖かくした飲み物を、おうちから持って行くことで、ささやかですが節約にもなります。



授乳を気軽に

夜間の授乳では、いかに素早く準備できるかが親の睡眠時間にも大きく影響します。
また赤ちゃんが泣きだしてからでも、すぐにミルクを作ることが出来れば、気持ちの面で少し楽になるかもしれません。

お出かけも、せっかくたくさん準備したのに、持ち出せるミルクの都合によって短時間で帰宅しなければならないのはもったいないです。
さらに赤ちゃんが歩き出す頃になると、元気なうちは本人もたくさん歩きたいでしょうから、ミルクの心配なくたくさんお外で過ごせるほうが良いでしょう。

他にも大変なことがたくさんある乳幼児期だからこそ、授乳では少しでもお母さんお父さんの心が軽くなるように、生活スタイルに合った道具を取り入れてみることをお勧めします。

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