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手相学の真意〜手相占いが当たらない〜

手相学の探求が始まりました。

探求を始めたきっかけは、手相占い教室で勉強した読み方が当たらないケースが出てきたからです。統計学だから仕方がないことなのか・・・とも考えましたが、「なぜ?」という疑問への答えが知りたくなったのです。

当たらない手相占い

手相占いが当たらないという壁にぶつかった相の中でも多かったのは以下の3つです。

忍耐線

忍耐線とは感情線の下から薬指の付け根に向かって伸びる線を指します。

この線を持つ人は忍耐強い人とされています。

でも、この線を持つ人に「我慢強い人ですね」というとほとんどの方が「いいえ、私は全然我慢強くないですよ。むしろ意気地なしです。」と答えるのです。

はて?どうしてなんだろう?

親や親族からの恩恵を受ける相

この写真のように生命線の下部、内側から線が出ていると「遺産相続の相」とされ、親や親族からの恩恵を受けるとされています。

親からの恩恵を意味するため、親元や故郷にいるケースが多く、親元や故郷にいた方が運が開けると言われています。

親からの恩恵や支援、縁が深い証であるこの線を持つ人に「親御さんから支援や恩恵がありますよ。」と伝えたところ「え?私、親元を離れて一人暮らししていますけど・・・」という答えが返ってきました。

健康線と財運線

最大の疑問は健康線でした。健康である証の健康線は、健康な人に出ているそう。
では、出ていない人は健康じゃないのでしょうか?

一般の手相占いでは、生命線下部から小指の付け根の方へ伸びる線は、財運線と言われています。
途中にある感情線を超えない場合は健康線となるようです。

ところが・・・

自分の手の健康線が徐々に感情線を超えて小指の付け根へ伸びていったのです!

健康線が急に財運線になるの?
財運線と健康線はどうして同じ線なのでしょう?

そして、私の経験から、健康線をお持ちの方は3〜4割ほどだったのですが、健康線が出ていない方でも皆さんお元気でしたし、私は、健康線があるにも拘らず、大病をしています。それにさほどお金持ちでもありません(^▽^;)

真意を求めて

手に現れる現象の真意を知るために、まず手相学の歴史を辿ることにしました。

「手相学のルーツは約5000年前のインドである」とどの文献にも書いてあります。(真意は定かではないようですが)

・・・ということは、インドの歴史を調べればヒントが得られるのかも!

そして、実は、日本で行われている手相占いのほとんどが西洋手相術で、明治時代以降、近代になってから日本に渡来しています。

西洋手相術の特徴は、手のひらに7つの惑星(土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月)を配置して惑星と関連づけながらリーディングすることです。

・・・ということは、占星術と繋がっていて、元々は日本語ではなく、だれかが翻訳したんだ!

また、手相占いは中国からやってきたと考えている方が多いと思います。
それも正解!
西洋手相術が日本に伝えられる以前に、儒教や仏教哲学とともにアジアから伝わったのが、日本における手相占いの始まりです。

・・・ということは、手相占いって哲学と関係があるの?

そこで私がとった行動は

1)古代インドからの伝承医学アーユルヴェーダの世界を覗いてみる
2)海外(特に欧米)で出版された手相本を取り寄せて読む
3)儒教や仏教哲学がベースとなっている観相学を調べてみる

インドのアーユルヴェーダの世界に触れ、アーユルヴェーダとは、医学のみならず、生活の知恵であり、生命科学、哲学の概念を含んでいること。病気の治療と予防だけではなく、より良い人生を目指す智慧であることを知りました。

海外で出版された本を丁寧に読んでいくことで、明らかに「いかに生きるべきか」を説く哲学であることを知りました。

観相学の基礎となる「南北相法」という本を探しあて、人相・手相を見ながら儒教の教えが説くが如く生きる智慧とすることを知りました。

手相占いは統計学なのでしょうか?

手相占いは統計学という学問だといわれます。

でも、私は、同じ学問であったとしても統計学というよりも、人生学であり哲学であると考えています。

古代からの手相学という教えを解くために「統計」を取りながらその法則を研究してきたのではないでしょうか?

手相学は明らかに人生を説く哲学です。一人ひとりの手には、その人が自分の与えられた命を全うするための縮図が記されているのだと思います。

その証拠に、手相は生まれたその日から刻まれていて、手相のみならず、指や手の状態は日々変化していきます。

生まれたその日の赤ちゃんの手。
成長とともに変化する手の現象を目の当たりにしたときに確信しました。

生まれた時に刻まれている手相は、人生を生き抜くための力であり道しるべ。
変化する手の状態は、日々の心理状態を目に見える形で伝えてくれていると。

そのいずれも、自分らしい人生を歩むための大きなヒントとなるのです。

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