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【ウチダ商事】「働く=つまらない」を変えるために、学歴よりも大切なこと。

ハッシャダイソーシャルは、全国の高校・少年院・児童養護施設等で毎年140校以上でキャリア教育を提供する社団法人です。わたしたちがビジョンとして掲げる「全ての若者が自分の人生を自分で選択できる未来」のための活動は、サポーター企業さまや個人のご寄付などで成り立っています。

このnoteは、ヤマト電機株式会社さまの激アツ対談に続き、サポーター企業さまインタビュー第4弾!(熱い想いを持った方々に毎回お話を伺うことができて、広報きむりさはうれしい限りです....!涙)

今回のインタビューを受けてくださった方は、ウチダ商事株式会社 の代表取締役社長の内田竜太郎さんです。ウチダ商事株式会社さまも、昨年度からハッシャダイソーシャルの活動をご支援をしてくださっており、今年度もサポーターを継続していただいています。

▼ウチダ商事株式会社さまの紹介動画はこちらから▼

普段は建築資材の販売を行うウチダ商事株式会社さまが、なぜハッシャダイソーシャルを応援してくださるのか。また今回は、インタビュー開始早々、内田さんがおっしゃっていた「働く」をキーワードに内田さんの想いを理事の勝山・三浦が深掘っていきます。


働く基準は、有給があるかどうか。本当にそれで良いの...?

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ハッシャダイソーシャル代表理事 勝山恵一(以下、勝山) : 内田さん、今日もよろしくお願いします!!早速ですが、ハッシャダイソーシャルの活動の中で一番共感していただいたポイントはどこでしょうか?

内田さん : やはり一番は、ハッシャダイソーシャルの活動が若者の閉塞感を打破する活動だということですね。

勝山 : ヘイソクカン...?具体的にはどういったことでしょうか...?

内田さん : 人事の仕事をしていた時、「働かなきゃいけないから、とりあえず働く」という若者に多く出会いました。その時、若者たちは自分の仕事に対して先行きの見えない状態にいるのでは...と自分の中で課題として考えるようになっていて。そんな時にハッシャダイソーシャルに出会ったんです。

ハッシャダイソーシャル理事 三浦宗一郎(以下、三浦) : そうだったんですね。僕たちも毎年全国140校以上の高校に伺っていますが、「働く=つまらない、だるい、やりたくないこと」だと思っている高校生がまだまだ多いなと感じています。

内田さん : 正直、自分も大学生の頃はそう思っていました。だけど、社会に出て、色々な職種や会社を知れば知るほど「働くこと」の面白さが分かってきたんです。だからこそ、今の若い方々にはなるべく早いうちに”働くことで生まれる充実感”を知っていただきたいのですが、今の学校教育の中だとそれを知るということは難しく感じます。

勝山 :そういった若者の「働く」ことへの意識に強い想いを持ってくださっている内田さんは、ハッシャダイソーシャルの活動にどんなことを期待しているのでしょうか?

内田さん :やはり少しでも多くの人たちに、社会に出る前に「働く」ことに前向きな意識を持ってもらいたいですね。今、日本での転職となると、キャリアアップではなくダウンしてしまう人が多いんです。だからこそ、最初に就職するところが、若者一人一人にとって重要だと思います。ぜひ若者たちにはハッシャダイソーシャルに出会ってもらって、少しでも若者たちと会社のミスマッチが解消されれば良いなと思います。

三浦 : 「ミスマッチ」という言葉は最近よく聞くと思うのですが、20年前の社会ではあんまり言われてなかったのでしょうか...?

内田さん : そうですね...!やはり昔は、働くことが「あたりまえ」だったし、多くの人には「とにかくお金を稼がなきゃ」という想いがあったと思うんです。それに比べて最近だと、自分が働くための基準が「有給が取れるか」とか「残業時間はどれくらいなのか」とか。仕事の内容以外に目を向ける子が増えているような気がします。

勝山 : なるほど。僕も若者が働いていく上で、まずは「自分のやりがいがあるか」という基準で、就職先、そして自分の人生を選択してほしいなと願っています。そこで、ハッシャダイソーシャルが学校の中で「働くこと」そのもの考え方を学んだり、色々な働き方を知れたりする授業を提供していくことに、改めて価値を感じました。内田さん、ありがとうございます!

「中卒・高卒が周りに少なかった」という内田さんが、毎年全力応援してくれる理由。

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勝山 : そもそも、なぜ僕たちの若者たちにキャリアプログラムを届ける活動に興味を持っていただいたんでしょうか。

内田さん:僕は、大学の付属高校出身だったので、周りも高校を出たら「大学に行くのがあたりまえ」っていう状況だったんですね。その中で、勝山さんと話してはじめて「選択格差」の中から出られない若者たちの存在を知りました。今までは、学校からはみ出ちゃう子たちは、自ら進んでその道を選んだと思っていたんです。

しかし、今まで知らなかった世界を知った今、ハッシャダイソーシャルの活動によって、そうした若者たちに色々な世界を見てもらった時、どうなっていくのだろうということに、とても興味があります。

勝山 : そうだったんですね。逆に、僕も東京に出てきてはじめて「今まで中卒、高卒の子たちと話したことがない」っていう人たちと出会いました。「選択格差」の課題は、社会の中でまだまだ見えていないものだと感じましたし、自分の世界から見えていないものが認知される瞬間って重要な一歩だと強く思いました。

ハッシャダイソーシャルでは、教育機関や経営者などの大人への啓蒙活動も行っているので、今後も選択格差を知って頂くきっかけ作りには力を入れていきたいです!

三浦 : 内田さんは中卒・高卒の子と出会う機会が少なく、勝山はむしろ大卒の子と出会うことが少なかったという話の中で、内田さんは「学歴」は大切だと思いますか...?

内田さん:私は、人間の色々な方面の中、本当に一部にしかすぎないと思いますね。今の日本社会の採用の仕方が変わらない限りはなくなるとは言いづらいけど、もっと今までの人生キャリアで採用されるような仕組みになると良いですね。

三浦 : そうですよね。学歴よりも大切なことを考えることが、最初の内田さんお話されていた、若者の閉塞感の糸口になるのかもしれないですね。

あと僕は、若者の閉塞感を生み出す理由には、やはり日本の教育のシステムがあるなと思いました。今の教育の中だと「結果は出さなきゃいけないよ」「夢をかなえきゃだめ」といったように常に「正解」を問い続けなければいけない気がします。

勝山 : 宗ちゃん、まとめてくれてありがとう。最後に、内田さんがハッシャダイソーシャルとの活動を通して実現したい未来について教えてください!

内田さん : 若者たちが積極的に働きたいって思えるような未来になったら、全部が好転していくと思います。今後も若者と社会をつないで、良い社会にしていきましょう!

ー内田さん、ありがとうございました!今後も宜しくお願いいたします!

広報きむりさの振り返り

今まで計4企業のインタビュー企画を実施してきましたが、本当に色々なバッググラウンドや想いをお持ちになっている企業さんがいらっしゃることを改めて実感しました。

今回インタビューを伺った内田さんのように、元々は、中卒・高卒の若者と出会うことが少なかった方も、勝山・三浦と出会うことで同じ目標向かって切磋琢磨できる仲間になっていく。

このように、また勝山や三浦とはまた全然違うバッググラウンドを持つ人が、「選択格差」の課題やキャリア教育にどんどん関わるという積み重ねが、明るい未来への大きな一歩になると確信しています。

いつもハッシャダイソーシャルを応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます。これからも宜しくお願い致します!

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