西成の温泉で見知らぬ兄ちゃんと話してたら○○された件

※ ありのままの事実を記事にした都合上、本記事には一部の人を不快にしかねる描写が含まれています。ご了承ください。

・事の経緯

これは先日、友達と西成の温泉に行ったときの話です。
(特定バレのため、あえて名前は伏せておきます、、、、ほら、アレですよ、なんか温泉がワールドになった感じのやつです!!)

”西成”という土地柄もあり、駅から温泉に向かうまではかなりガラが悪かったのですが、温泉の中に入ってしまうとその感じも薄れ、二人して安心して浸かろうとしました。

しかし、偶然その友人と温泉内ではぐれてしまいました。

こちらの温泉施設ですが、かなり規模が大きく、加えて温泉内なので、当然ながら携帯などの連絡手段を持ち込むこともできません。そのため、一度はぐれてしまうと再び遭遇するまでには少し時間がかかります。また、床もツルツルしているため、むやみに歩き回るのも危険です。

そこで自分は、『せっかくなら温泉を楽しみながら友人と再会するのを待とう!!』と考えました。ちょうど今回寄った温泉施設には、”座ってテレビを見ながら楽しめる”というコンセプトで作られた温泉もあったので、そこに座りながら友人が前の通路を通りかかるまで気長に温泉を楽しむことにしました。

今回のお話は、温泉に浸かりながら気長に友人を待つムッシュ氏と、そんなムッシュ氏に話しかける謎の男性との、ちょっと(かなり?)危ない駆け引きを綴ったものです。

・謎の男性との出会い

さて、温泉に浸かって5分後くらいでしょうか。前の通路に注意をむけつつも温泉を楽しんでた自分の隣に、見た目25歳くらいの男性(以降”Aさん”と呼びます)が座ってきました。

あまり気にすることなく友人探しを続行していたのですが、しばらくするとAさんが会釈してきたので、こちらも会釈で返しました。

実はこういったことは初めてではありません。理由は分からないのですが、自分は旅先で会った人から声をかけられて、流れで雑談するといったことがよくあります。(母親もよくあるそうなので、それを譲ったのでしょうか……?)

今回もいつものように、自然な流れで雑談が始まりました。

Aさん 『今日は、、どちら、から?』
自分   『あ、、京都、、ですね』
Aさん 『あ、なるほど!!』
自分   『そちらは、、?』
Aさん 『あ、私は大阪からです。』
自分   『あ、結構お近くなんですね!』
・・・
自分   『こちらにはよく来られるんですか?』
Aさん 『んー、月1.36回くらいですかね?』
自分  『かなり正確ですねw』
Aさん 『ちょっと最近分析してみまして、、w』
・・・
Aさん 『今日は、お一人ですか?』
自分   『あーー、まぁ、友達と観光で来た、って感じです』
自分   『友達とちょっとはぐれてしまって、それでここで待ってます』
Aさん 『あ、自分もそんな感じですw』
自分   『奇遇ですねw』
・・・
Aさん 『学生さん、ですか?』
自分   『あ、はい、そう、ですね。』
Aさん 『文系?』
自分   『いえ、理系です』
Aさん 『あ、じゃあ結構賢いんですね!』
自分   『いえいえ、全然ですよw』
自分   『そちらも学生さんですか?』
Aさん 『あ、はい、そうですよ。』
自分   『何回生ですか?』
Aさん 『……すみません、嘘つきました、社会人ですw』
自分   『あ、なるほどw』
自分   『ちなみにどんなご職業をされているんですか?』
Aさん 『あーーー、まぁ、イベント関連、ですかね?』
・・・
自分   『歳はおいくつですか?』
Aさん 『あ、今年で38になります』
自分   『え、凄くお若く見えますよ!』←これはマジ、ホンマに38やったんか怪しいくらい
Aさん 『いえいえ、ありがとうございますw』
Aさん 『そちらは?』
自分   『あ、自分は今年で20です』
Aさん 『あ、じゃあ今ちょうど一番楽しい時期ですね!』
自分   『そう、、ですね!!』
Aさん『社会人なったらもうしんどいことしかないんで、今のうちに楽しんどいといてくださいねw』
自分   『分かりましたw』

とまぁ、こんな感じに煮え切らない部分が多いながらも、ごく普通の雑談をしていました。そのため自分もいつも通り、相手との雑談を楽しんでいました。(もちろん友人を探しながらですが)

………少しずつ会話がおかしな方向にずれていったのは、この辺りからです。

・雲行きの暗転

さて、会話も弾んできたころでしょうか、Aさんからこんなことを言われました。

Aさん 『こんなこと言っていいのかわからないんですけど、、』
Aさん 『可愛らしいお顔立ち、されてますね、、』
自分   『いえいえ、そんなことないですよ!w』

正直、唐突過ぎてちょっとびっくりしました。先程まで普通に世間話が続いていたため、ここで突然顔立ちの話になるとは思ってなかったからです。

ただ自分も、温泉で二度も女性と間違えられて女湯の鍵を渡された身です。まぁ、そんなこともあるんかなぁ、、、とくらいに、考えていました。(今思えば、この時点で怪しんでおくべきだった、、、)

すると次は、こんなことを言われました。

Aさん 『そういえば、』
Aさん 『足の毛、結構生えてますね』

これに関しては、自分もこの日少し悩んでいました。というのも、元より自分は足が毛深く、「まぁでも、足なんて見せる機会無いし、このままでいっか!w」くらいに思っていたら、蓋を開けてみると案外どの方も丁寧に沿っていたからです。

自分   『そうなんです、自分も今日改めて剃りたいなって思いまして、、』
Aさん 『いや、結構いい感じに生えてていいと思うんですけどねぇ~』

とまぁ、しばらく脱毛に関して色々と話していたのですか、すると突然、こんなことを言われました。

Aさん 『……何なら今日、ここで剃っていきますか?ちょうど剃刀とかもあると思うんで!w』

いやいやいやいや、流石にそれは!!!!ちょっとだけ寒気がしました。(もちろん断りました)

ただ、向こうも割と冗談っぽく言ってた感じがあった(?)ので、まぁジョークのうちの一つかなぁ、、、とか思いながら、脱毛に関する話は流れていきました。

その後はしばらく、普通に会話が続きました。お互いの詳しい話は避けつつ、世間話をしたり、合間に友人がいないか探したりと、自然と時間が過ぎていき、15分くらいたってからでしょうか。流石にそろそろ自分で探しに行こうかと思っていたところ、Aさんからこんなことを言われました。

Aさん 『そういえば少し思ったんですけど、、』
Aさん 『スタイル、いいですね』
自分   『いえいえ、全然!!!』

これに関しては、少し不思議に思いました。単にお世辞なのだと思いますが、自分はそこまでスタイルがいいというわけではありません。確かに丸っこくは無いのかもしれませんが、筋肉は全然ついてませんし、お腹なんてぶよぶよです。

すると続いて、こんなことを言われました。

Aさん 『………ちょっとだけ、お腹とか触ってみてもいい、ですか?』

・・・・え???

流石に、啞然としました。

見知らぬ人から、スキンシップ、、、???
(まぁ、この時点だと自分は、「ちょっとスキンシップとかに抵抗のない人なのかな、、、?」くらいにしか思ってなかったのですが)

もちろん、これも丁重にお断りしました。

また、時間もかなり経っていたので、「そろそろ歩いて友人を探してみます!」という感じで、その場を離れました。

・友人との再会、そして、答え合わせ。

さて、少し不思議な男性との雑談(?)を終え、本格的に友人探しへと繰り出した自分ですが、意外にも友人は近くの”寝ころびながら楽しめる”というコンセプトの温泉に浸かってました、、、そりゃ見つからんわ!!ww

で、まぁこんな男の人と会ったよ~って感じの会話をしました。

そして、友人から言われたのが、

『お前、それ、ホ〇セの誘いやんけwwwwwww最悪、連れ去られてたぞwwwwwwww』

うーーん、、、、ン????

……………………………え???????

普通の、雑談、ちゃうん、、、、、、????

しばらく、何も考えることができませんでした。

・最後に

正直、真相は分かりません。

自分は今でも、あの人が普通に会話を楽しみたかっただけの男性だと信じています。

でも本当に、何か目的が合って話しかけてきたのかもしれません。

携帯の充電もなかったので、あのまま話続けてたら本当に連れ去られていたのかもしれません。

………まぁ、要するに、”イカのおすしが大事だよ”ってだけのお話でした。


~終~

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