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#11 青木亮太は止まらない(2022年コンサドーレ新年会を観て)

こんばんわ。

noteでも筆不精ですが、今日の2022年コンサドーレ新年会を見て、今書かなければこの後絶対に書かないだろうなと思ったので、ちょっと飲んではいるんですけど、今のうちに少し書いておこうかと。

それは昨年2021年から加入した青木亮太選手のこと。

今日を迎えるまでチャナの川崎への完全移籍であったり、野々村社長の社長退任など、一つ一つの記事のインパクトの大きさに今シーズンを迎える不安は少なからずあったものの、コンサドーレ新年会で興梠選手の男気溢れるコメントや、西野君や井川君のフレッシュさに、心癒されたというか、よしやってやるぞという気持ちになれたのが本当によかった。

その中で特に推したいのが今シーズン背番号11を背負うことになった青木亮太選手。やはり彼は只者ではない。

1.2021年シーズンに加入

青木選手は昨年2021年シーズンに名古屋グランパスから完全移籍で北海道コンサドーレ札幌へ加入。その加入の際に、名古屋サポーターの方から別れを惜しむツイートを沢山拝見し、すごく愛されている選手なんだな、と思っていた。私の勤めている会社にも名古屋サポーターの方がいらっしゃって、「青木は名古屋の至宝」とまで言い切られたときは、そんなすごい選手が来てくれるのか、と思っていた。けどそれだけなら、そこまで強い思い入れはなかったかもしれない。

それに加えてのエピソードが、「過去の大怪我を乗り越えて」というものだった。2015年に左膝の前十字靭帯断裂および外側半月板断裂、膝蓋骨脱臼という重傷を負い、そこから2017年にJ2だった名古屋で得点力を開花し、自身初の2桁得点を達成。

このエピソードを知ったとき、うちの深井選手に近いシンパシーを感じた。才能に溢れているものの、怪我に泣かされた選手人生。

年を取るとこういうエピソードには本当に脆くなる。これを知り、札幌で是非本来持っているはずの才能を開花させて欲しい、札幌に来て本当によかったといえる選手人生を送ってほしい。そういう思いが勝手に強くなり、しばらくこれといった推し選手がいなかった私は青木亮太選手を応援することとした。

2.モノが違う

札幌に加入してからしばらくは、なかなか出場機会も与えられず、出たとしても途中出場と、そこまでの活躍はなかったと思う。

それを一気に評価を変えたターニングポイントは、やはりルヴァンカップ鳥栖戦のあのゴールだろう。

ボールを受けてすかさずシュートを選択、一歩も動けないキーパーを横目にゴールに吸い込まれるボール。どよめく札幌ドーム。そして控えめに喜ぶ青木選手。

当日仕事終わりに観に行っていた私もこの時間はよく覚えている。そして、ようやく結果を出してくれた、嬉しい!という気持ちでいっぱいになっていた。

そこから信頼を得たのか、ルヴァンだけでなく、リーグ戦でもスタメンで起用される機会が増えるようになった。

そして、ホーム FC東京戦でJ1初ゴールを決める。しかも2ゴール。

キャリアと才能から考えたら決して早くはないと思うが、いよいよ札幌でその実力が本物であると証明された!と思い興奮したものである。

特に個人的におススメなのが、この2点目のゴールで。ミシャ札幌が指向しているワンタッチでのつなぎから、最後フィニッシュを決めるのを青木選手という実に札幌らしい流れと得点パターンが素晴らしいのだ。

青木選手の良いと思うところは、確かにドリブルや相手を翻弄するプレーも垣間見られるところもよいのだが、プレーをしているうえで「まずゴールを獲ろうとする姿勢が見えている」というところだと思っている。個人的な感想だけど。

金子、小柏、移籍してしまったがチャナもゴールまで侵入して決めようと頑張っているが、なかなか決めきれず、そしてシュートに行けないシーンも少なからずあったと思うが(決して彼らを批判したいのではなく、個人的な印象です)、青木はまずゴールを狙う、という姿勢やプレーが実際に多く見られたんじゃないかと思う。私見ですが。

もちろん、青木選手にももっとこうなるといいのになという思いがないわけではない。だが札幌に来た1年目、怪我が心配されつつも、特に大きな離脱もなく、移籍で獲得してきた選手では特に実績を残せた選手だったと思っている。活躍をしてからの青木選手を見ているのは本当に楽しかった。彼を応援するのは間違いではなかった!と確信している。

3.2022年シーズンに向けて

2021年シーズンを10位で終えて、新シーズンを迎えるにあたり、野々村社長のJリーグチェアマン就任の噂や、四方田ヘッドコーチの横浜FCでの監督就任、そして川崎に移籍することになったチャナティップ。いつもいて当然だったと思うコンサドーレにかかわる人たちが、どんどんいなくなる状況を見て、やはり不安は持たざるを得なかった。

そして更に他の選手もいなくなるのでは・・・と不安に駆られていたが、2022/1/13(木)にようやく今シーズンの選手およびスタッフの契約更新情報が発表されたときは本当に安心した。そこには青木選手の名前もあった。本当にほっとした、という言葉以外見つからない。

それとほぼ時同じくして、これは情報が洩れてしまっていたのだと思うが、青木選手が今シーズンから背番号11番を背負うという記事を目にした。

情報管理大丈夫か?と苦笑いしつつも、青木選手が11番を背負うという情報は興奮を覚えざるを得なかった。札幌でいえば前俊、へイス、ロペスあたりが付けていた「ちょっと癖はあるけれど変態的プレーで見せる選手」に与えられる称号のような番号。青木にもそれをつけて良いと認められたのか!と思うと、デザインの嗜好がちょっと合わなくて買うかどうか迷っていた2022年シーズンユニを買おう、という意思に変えるには十分だった。

その当日の夜、開催されたコンサドーレ新年会にてお披露目された2022年の登録選手と新ユニフォーム。青木選手をYouTubeの配信で見たとき、素直にかっこいいと思った。

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そして11番をつけるエピソードが「ロペスが抜けてからずっと11番を狙っていて、何度も強化部長に電話連絡していた」というもの。

本当に申し訳ないのだが、物静かな印象の青木選手からはにわかに信じられない話だったが、ここまで強いこだわりと情熱を持っているのか!と驚いた。そして、ますますこの選手を応援していてよかったと思うようになった。

新年会で言っていた11ゴール、11アシストは是非達成してほしいし、きっとやってくれるんじゃないかと期待を持っている。

4.最後に

今シーズンのJ1リーグもきっと川崎、横浜FM、神戸、鹿島といった強豪チームが蹂躙し、札幌も苦戦を強いられるだろうと思う。

だが、札幌にはチャナ、ミンテ、ジェイ、白井、中野がいなくなったとしても、残留してくれた主戦力が数多くいてくれている。

そんな中で青木選手が11番を背負って、もっと攻撃に絡んだり、新たな攻撃のピースとなる興梠選手と一緒に組むシーンを想像すると、やっぱりやってやろうぜ!という気持ちが湧き上がってくる(単純w)。

青木選手は創造性と発想力、ゴールを狙う意思というのが、ちょっとチームの中でも特異点的な存在だと思っているが、それが2022年シーズンにたくさん見られると嬉しい。

そんな思いを込めて、実はちょっと買うかどうか迷っていた2022年シーズンのユニをオーセンティックで購入しました(笑)

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2022年シーズン、青木亮太は止まらない。

それが札幌が新しい景色を見るシーズンにつながって欲しい。





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