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【2007秋山奥ツアーその24】

11月19日

さぁ、意を決して・・・

いやいや、水が冷たすぎる。

靴下を脱いで、ジーパンの裾をまくって・・・

ムリ。
足の付け根か、腰くらいまであります、川の真ん中辺だと。

川の底には、石がゴロゴロしてますが、あれも乗っかったら横にズレるか下に沈むか、分かったモンではありません。
川の真ん中は、青み掛かっています。
要するに、それなりの深さがある訳です。

増水してるんですかね、いつもより。
それとも、この深さで、みんなザブザブ渡って行くんですかね?
結構な装備をするか、下半身裸(爆)にでもならないと、これはムリですよ。

人っ子一人いませんから、下半身裸で行きますか(苦笑)。

いや、ムリ!!!
水が冷たすぎる・・・

そこで、おいらはもう一度歩き回って、一番川幅の狭くなるポイントを探してみました。

う~ん、一番狭くても5メートル以上はある。
しかも、10メートル級から急に狭くなる為、流れがかなり急になってます。
かなり躊躇するくらいの流れ。

そうですよね、あの滝の写真見ていただけましたよね?
あの水量が、この川の源として注ぎ込まれてくる訳ですから、相当なパワーを持った川となるんです。

とてもじゃないですが、直に川に入るのは、川幅・深さ・流れ・冷たさを考慮するとかなり無謀。

それは断念しましょう。

では、石で橋を作りましょうか。
しかし、急な流れの狭いところは、とてもじゃないがその作戦はムリポ。

まだ緩やかな10メートルなら・・・

いや、ムリ!!!

この深さで水面より高くなるほどに石を積み上げていくのは、ちょっとした土木工事レベル(爆)。

ましてや、濡れた石で滑って、川に転落するような大惨事は御免蒙る(苦笑)。

よしんば渡れたとしても、対岸の破壊された橋脚近辺の遊歩道の高さまで荷物を持ってよじ登るのは、相当体力が必要と思われます。

♪あ~き~らめました~ あ~なたのことは~(研ナオコ「かもめはかもめ」風味)


奥吉野の川風が、おいらに虚しく、そして強く、吹き付けていた・・・

さぶっ


つづく

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