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うまれたときはまるはだか

うまれたときは
まるはだか
死ぬときは
それも捨ててゆく

今日は伯母の四十九日の法要。
お坊さんが法話で紹介して頂いた相田みつおの詩です。

往生という素敵な言葉
四十九日が意味すること

往生という素敵な言葉


誕生の時は肉体とともに生まれ、
往生の時は肉体を捨ててゆく。
 
「往生」って、素敵な言葉ですね。
現世を去って仏の浄土に往 (い) って生まれること。
 
亡くなる=肉体が無くなること。
死ぬではなくて生まれかわる。

四十九日が意味すること

ところで、なぜ四十九日なのでしょうか?
 
これも法話でお話しいただいたのですが、
仏教では人が亡くなると
あの世で7日毎に極楽浄土へ行けるかの裁判が行われ、
その最後の判決の日が49日目となるため
だそうです。
 
天国か地獄かの二者択一ではなく、
天国にも地獄にも様々な段階がある。
 
現世は、次にどの魂のランクに生まれ変わるのか、
その昇格試験としての修行の場。

また、喪主であるいとこから、
四十九日についての面白い説も教えていただきました。
 
平安時代の風習に「物忌み」というものがあります。
 
不吉なことがあると、
一定期間外に出るな、人と会うな
という風習です。
 
また、昔は、家族が亡くなったら、
49日間は外出自粛する風習がありました。
 
これは、
49日間外部との接触を断つ「自主隔離」と言えます。
立派な疫病対策です。
 
古来からの風習は現代でも通じるものがありますね。


【魔法の質問】

古来からの風習から学べることは何ですか?

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