再生

『東京事変2○2○.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ』を映画館で観てきた。

チケットが即完売してしまうとのことだったので、販売開始前からサイトに張り付き、開始と同時にアクセス&即購入。

購入完了直後に予約ページを再度見たら完売状態だった。買えてよかった。。。






感想は、もう、よかった!!!!!の一言。

オープニングの映像からしてクオリティが高すぎる。1時間半通して感じたことだけど、映像といいライティングといいカメラワークといい、スタッフ陣の気合と熱量が尋常でなかった。

生で観ているかのような臨場感はこの裏方チームの力があってこそだよなと思う。ありがとう!!!!拍手!!!!






そして主役の東京事変の皆様ですが、まず、椎名林檎のあの色気と少女感は何なんだろうな。「美しい・・・」と「かわいい・・・」が交互に来るから感情が忙しかった。

それでいて歌っている最中に無駄な動きが一切ないからすごい。化物級の体幹がないとできないパフォーマンスだと思う。






浮雲は相変わらず飄々と変態的な演奏(褒めてる)をしていましたが、今回はコーラスが滑らかで聴き心地がとってもよかった。

私はリズム隊好き故にどのバンドもギターはそこまで注目しないタチですが、今日初めて「あれ???浮雲素敵じゃない???」と思った。






伊澤は、彼自身がいい年の取り方をしていることと、私の加齢と"オジさんかっこいいぞフィルター"のかかり方が比例していることもあってか、単純にビジュアルがめちゃくちゃかっこよかった。特に横顔が素敵だった。

手元ではとんでもない運指が繰り広げられてるのに終始顔に覇気がないというギャップも最高。






刄田さんのドラミングは無邪気で楽しそうで見てて笑顔になる。演奏中に師匠を主とした他のメンバーが刄田さんとアイコンタクトを取るとみんな笑顔になる現象も大好き。

音もパワフルだし叩いている本人もパワフルさが炸裂してて最高!楽しすぎたのか、曲終わりで発した「タァ!」みたいな声がマイクに拾われてて客席で少し笑いが起きたりしていた。

RADWIMPS等のバンドのサポートにも入ってるからか今時の学生にも名が知れているようで、バンドをやってそうな男子高校生?たちが終演後に「刄田さんのシンバルってさ〜」みたいな話をしていて微笑ましかった。






そして、亀田誠治師匠。事変を最初に勧められて聴いた時の感想が「ベースかっこよ!!!!」だったんだけど、そのかっこ良いベースを奏でているご本人の演奏を音響設備の整った空間で大画面で堪能することができて、感無量だった。

新しい文明開化のベースラインにワクワクし、
某都民でライトアップされながらベースソロを披露する姿のその神々しさに泣きそうになり、
電波通信の歯切れのいいブイブイサウンドにため息が出、閃光少女を弾いている時のキラッキラの笑顔にときめき、
ライブでほぼ必ずある師匠ソロが今回はなくて少しがっかりしながらも終始師匠を目と耳で追いながらOSCAを全集中で聴いたり(最初の刄田さんのカウントでOSCAだとわかった瞬間背もたれから飛び起きて姿勢正した)、

とにかく1時間半、師匠をロックオン状態で鑑賞した。私の語彙力では彼の素晴らしさは表現できない。






配信と映画館上映用に収録されたものだけど、カメラの向こうの観客に媚びるようなパフォーマンスは一切せず、繋ぎまで緻密に計算された最強セットリストをMCなしで1時間半ぶっ通しで演奏し続けてくれるなんて、こんな贅沢なことがあっていいのだろうか。。。

一緒に観に行った友達(事変を布教してくれた張本人)と終演後に余韻に浸りながらあれこれ感想を述べ合う時間も込みで楽しかった。

正直、超熱烈なファンというわけではないけど、過去のアルバムなんかを聴き込む中で好きになった曲達をこういう形で聴くことができて嬉しかったし、観に行けて本当によかった。



結成当初はきっと"椎名林檎が率いるバンド"だったんだろうけど、今やそんな感じは全くなく、各分野の超人5人が集まった天才集団と言っても過言ではないし、オリンピック関連のことを考えるともはや国家プロジェクトなのでは?とすら思ってしまう。

いつか東京中、いや、日本中のありとあらゆる電波、媒体をジャックして何かとんでもないことをやってほしい。

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