7月20日(月)日記

まーた歳くっちまった

 22歳になった。ついこの前成人したばかりだと思っていたのだが、時の流れというのはとても残酷なもので、あっという間に2年が過ぎてしまった。21歳から22歳までの間で何か特別なイベントがあっただろうか……と記憶が埋められている地面を掘り返してみた。

 最初に出てきたのは、秋に人生初の3徹をやったときのことだった。レポートや文化祭、自動車学校の卒業検定、それと子供を対象にしたちょっとした読み聞かせ(固く言えば講演)がすべて4日間に固まったため、全く睡眠時間が取れなかった。気づけば3日連続起きっぱなしで片手には栄養剤を握っている始末。このあと僕の貧弱な身体は2,3週間ほどぶっ壊れたままだった。

 次にシャベルが当たったのは人間関係のトラブルだ。詳しくは話さないが、要は友人(以下A)の彼女に浮気疑惑が浮かび上がったため、これまた僕の(別の)友人(以下B)が色々と探りを入れてみたり酒の力を使って聞き出そうとしたりした結果、とんでもないレベルのゴタゴタがまあ出てくるわ出てくるわ。僕はその登場人物全員と交友があったために胃とか精神とかそこらへんがとんでもないことになった。現在は破局という形で落ち着いて(?)いる。その時の出来事もかなりヤバかったのだがこれも書けない。

 あとは僕自慢の不運によるトラブルか。帰省しようと特急を予約し、いざ予定日かと思えば台風で運休。翌日帰ろうとしたら乗り継ぎの駅で5時間待たされる、帰る際には列車トラブルの影響で列車がUターン、終点まで寝ていれば着くと考えて寝ていた僕はいつの間にか乗った駅へと戻されていたり。他には原因不明の水道管破裂が2回発生したり、海外留学のために高いスーツケースを買ったらコロナの影響で留学が中止になったり、バイト先で僕がシフトに入っている日に限ってヤバイ客がやたら多く来たり(このせいで一時期シフトを少し減らされたという武勇伝が出来た)と、絶望的ではないにしろ日々の生活がしんどくなるような不運は浴びるほどに起こった1年...といってもこれに関しては1年どころの話ではないのでアレなのだが。まあ、21歳の僕も不運だったということだ。

 ……なんか、悪いことというかトラブルしか想起出来てない。良かったことを探してみる。

 ああ、そうそう。20歳から21歳までの1年と比べて、この1年でQoLが急上昇した。具体的には性能の良い靴の購入やそれに伴うシューズラックの導入、新しく腰に負担がかかりづらい椅子を買ったりいい枕を買ったり使いやすいTVラックを買ったりと、日々の生活に投資をした結果非常に楽に過ごせる部屋になった。これは明確によかった点だと思う。お金を惜しまないことの大切さが分かった1年だった。

 あとようやく免許が取れた。別に本免試験に落ち続けたとかそういうわけではなく、単に行くタイミングがつかめないままズルズルとここまで引きずってしまった。試験自体はあまりにも簡単だったし(それでも落ちている人が何人もいて驚いた)、事前に下調べをしたおかげで移動もスムーズだった。それでも半日近く拘束されてたので免許センターはクソだと思う。


 よかったと思えるイベントがあまりにも少なかったのでここでシャベルをおいて、今日の行動を振り返ろうと思う。年甲斐にもなくはしゃいだな、僕。


夜中

 めっちゃ高いゼリーを食べながら(1つ1000円くらいするやつ)プロスピ2019を遊んだ。☆600↑の選手(自己最高記録)が出来てちょっとうれしかったりした。

 午前8時起床。誕生日おめでとうラインに返信しつつ、これまたちゃんとしたベーカリーで買ったパンを紅茶と一緒に食べて一人でドヤ顔を浮かべていた。その後はTwitterでもリプライに返信してから幻想少女大戦をやっていた。

 近所のくら寿司に行った。寿司だけ食ってたのに3000円近くかかってしまい、自分の食欲に呆れた。流石に食べ過ぎたのでその後は腹ごなしに何故か散歩へ。外は昨日や一昨日の涼しさを嘲笑うかのようなクソ猛暑で、「ある意味これが夏ってもんだよな」などとほざきながら歩いた。このばさばさとかいう奴、そろそろ歳と取っても嬉しくない時期に突入したなどと(Twitterで)言っておきながらその実バリバリ浮かれていたのである。なんだこいつ

 帰宅後はシャワーを浴びて汗を流した後、ストレッチをしたり読書をしたりとゆっくり過ごした。

「ケーキが食べたい」

 昼からの意味不明なテンションが継続していたため、普段は誕生日でもケーキなんぞ食べないくせに今年に限って近所(徒歩15分)のケーキ屋へ行くことになった。「折角だから2個とか食べるか~」と心の内で抜かしながら桃のショートケーキとチョコレートケーキを購入。店員さんが紙ナプキンを2つ箱の中に入れてくれているのを僕は黙って見ていた。ここでなんか凄く落ち着いた気がした。なんでケーキではしゃいでいたんだろう、と冷静さを取り戻してしまった僕は普段のローテンションで帰途につく。そんな途中、焼肉屋があるのが目に入った。

「そういえば、普段は友達とか家族と行くせいで食べ放題しか頼んでないな……あ、そうだ(ロクでもない閃き)

 単品オーダーを試してみよう。


 テンションが再燃したため、まずは家に帰ってケーキを冷蔵庫へ。その後ウッキウキでその店へ早足で突撃。ドヤ顔でハラミやらカルビ、タン、チョレギサラダ等々を頼みまくり気づいてみれば¥5000over。しかもせっかくの単品オーダーなのに頼んだのは一番安い食べ放題でも食べられるものばかり。例外もあったが、それだってせいぜい黒毛和牛カルビを1人前頼んだ程度。ロクでもない閃きは、本当にロクでもない結果に終わった。あと、帰ってきてから気づいたのだが、何気に一人焼肉デビューだった。ちなみに一人動物園までは経験済みだ。一人ラブ◯テルや一人遊園地が達成されるのはいつの日か。

 ケーキはミルクティーを淹れて食べた。桃がそこらへんで売られている桃とはダンチの旨さだったので驚いて馬になっ(ry



 結論を言えば、なんだかんだで成人してから一番楽しい誕生日だったと思う。なんなら今年の春夏通して一番ストレスフリーな一日だったと断言出来る。願わくば、これからの一年は不運が少しくらいマシになることを願おう。

 

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