ほんの少しの「YATTA!」を

 ……僕のnoteめっちゃジメジメしてない?

 過去の記事をちょっと見返して思ったことだ。暗いというか、こいつイジメる側の人間になったらクソ陰湿なことしそうだよな感があるというか。まあ、それもこれもすべて僕のパーソナリティに原因があるのだが。物事を後ろ向きに捉えるのが大得意で本人自体の思考が内向的、かつ悪い現実や悪いインターネットばかり見てきたというバックグラウンドから明るい内容など出るはずがないのである。書き起こすと凄い嫌なヤツになった。

 そんなわけで、光属性に付随している闇の割合が大きすぎる現状をなんとか変えたい光/闇属性(大嘘)の僕が行き着いたのは、「良かった点、頑張った点を挙げれば光っぽくなるのでは?(名推理)」という結論だ。つまり明るいこと書けば明るくなりそう、という単純な理屈である。

 闇とか光とか厨二病かよ、と思われる前に補足しておくと、光とはいわば前向き、ポジティブ、あるいは活発、優しいなどといった純粋な明るさであり、闇とはその逆、ネガティヴ、皮肉屋、性悪などといった暗さを表している。これらはすべて僕個人が勝手にイメージしているだけだが、例えば火は熱血属性、雷はせっかちとか短気、風は気分屋、自由人みたいに自然現象に性格をつけるのって結構よくやると思うんだけども、どうだろうか。ほら、プリキュアとか戦隊ものでもそういう傾向あるし。


 ちなみに僕は中二病で高2病だ。オワオワリ。

 「YATTA!」少なすぎ案件

 さて、いきなり大きな問題にぶち当たってしまった。肝心の良かった点とか頑張った点とかが全く見つからないことである。これでは本末転倒だ。これは「自分には良かった点はないしこれくらいじゃ頑張ったなんてとても言えない」という思考回路が原因であり、自分のどんなことでもネガティブに持っていける能力に逆に尊敬の念を覚えるほどだ。というか、寧ろそんなに「YATTA!」があるヤツのほうが凄い。僕は9時間睡眠すら出来ないし、低血圧なので寝起きでジャンプしたら100%転んで怪我する未来が見える。しかも京都の水道水は美味しくないし、日に当たっても冬なら寒いものは寒いし暖かい日差し=春とか秋=花粉=無理。夏は言うまでもないだろう。腹から笑ったことなどあまりないし。あ、でも犬とか猫は飼ってみたい。かわいいは本当。かわいいは正義。ここまで書いておいて、僕のネガティブ思考が「YATTA!」を生成するのにとてつもないデバフを常時かけていることにようやく気づいた。クリアオールお願いします!

 因みにこれも言うまでもないことだが、「YATTA!」とはそのままはっぱ隊『YATTA!』における、いわゆるいいことがあった時のフレーズである。芸人の歌というジャンルの中でもトップクラスに好きな曲で、とにかく前向きな歌詞は沈んでいる気分をなんだかんだで上げてくれる。マイナスターズやらはっぱ隊やら矢島美容室やらを聞いていると頭の中に巣食う闇属性の僕が逃げ出して、数分間だけ純粋な気持ちになることが出来たりする。面白い芸人が面白いことをすると面白い。当然かもしれないが、この当然が出来る彼らは本当に凄いのだ。

ほんの少しの「YATTA!」から

 結局「YATTA!」なんてものは個人の主観によって違うわけで、一般的なものを探しても意味はないというのが僕の今の所の持論だ。例えば僕なら、事象に含まれたバックグラウンドまで確認して、喜んでも問題ないことがわかってから初めて「YATTA!」と言えるのだと思う。一度喜んだ気分を下げられるのは僕にとって非常に気分が悪くなることだから。日々喜べることが少ない僕だからこそ、得られる喜びや幸せについつい慎重になってしまいがちなのである。だけど、そういった慎重さ……臆病さと言い換えてもいいだろうそれを捨てることが出来たなら、きっと少しは生きやすくなるのかもしれない。この社会が案外簡単にできていることを願うばかりだ。まずは、ほんの少しでもいい、火種になる「YATTA!」を探してみようか。そう、例えば。


 古戦場で勲章100個とれそうだ!YATTAー!


あ、これ駄目なYATTAだった。

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