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私のTinder日記

好きな人からのラインを永遠に待ってる忠犬を辞めたくて、Tinderをはじめてみた。

Tinderの男って、みーんなうちの事好きでいてくれるからめっちゃ楽。うちのクソ長いつまらない話を楽しそうに聞いてくれるし、返信早いからヤキモキしなくていい。

Tinderって聞くと、ヤリモクのためのアプリだと思ってる人がほとんどだと思う。そうやって使ってる人もいるし、私自身もちょっとヒヤッとしたことはある。でも、ヤリモクですか?って聞いたら正直に答えてくれるから住み分けはできているような気がする。

Tinderなんて頭のネジが飛んでないとやらないから、面白い人にたくさん出会える。トークとか電話の相手を探すには持ってこい。中卒の社長、ただのネトウヨ、舞台俳優、悪いお兄さん、スポーツ選手の卵、、などなど、私が関わった人だけでもこんだけバラエティに富んでるしね。

生きる粗大ゴミになりかけてた私は、たくさんたくさん話してアドバイスをもらった。Tinderなんかで出会いを求めちゃってるヤツはクズばっかだと思い込んでたけど、みんなそれなりに人生を歩んでて、それぞれの言葉で私に力をくれた。

1番の収穫は、他人に期待しなくなったこと。人はバックグラウンドによってビックリするくらい考え方とか生き方が違う。そんな他人に自分の心の手綱を預ける危うさにようやく気づいた。

普通の人なら、本とかで考え方が多様であることを学ぶんだろうけど、活字恐怖症の私は読んでこなかった。私には、ランダムにピックアップされて急に現れる人たちから学ぶのが性に合ってた。

そんなこんなで楽しんだけど、2週間で飽きて辞めてしまった。心のモヤモヤが多少良くなって、生きる気力が湧いてきたからかもしれない。

またいつか、迷える子羊ちゃんになったら戻ってみようかな。ありがとよ、Tinderで出会った男たち。



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